スカウティングの見る目

最近の外国人スカウトは投手はメンドーサ、マーティン、バース、日ハムでは活躍できなかったがエスコバー、マルティネス、ロドリゲス、バーヘイゲンといい投手は多く連れてきているが、打者は2015年のレアードだけといってもいい。

 

理由は色々あるだろうけど、自分の考えは投手はしっかり成績だけでなく中身も見れるスカウトがいるけど野手は成績、肩書しか見れるスカウトがいないのではというのが感想。アルシアはメジャーの実績、マイナーの実績とも凄かったけど、打撃自体は癖の強いところも大きく、ムラが出ることもあった(最近の外国人野手の中では打ってくれた方だけど)。

 

最近でいうと王柏融、ビヤヌエバは正直助っ人としては物足りないといわざるをえない。王柏融は台湾では2度の4割と三冠王、ビヤヌエバはメジャーで20HR。実績だけは凄いしビヤヌエバは日本の経験も1年あって、年俸も安く済んだ。ただ技術や試合内容をスカウトがちゃんと見て日本で活躍できると判断して二人を獲得しているのかどうか。

 

2人とも自分にはフォームの癖が強く映るし、あのままでは日本で対応が難しいと判断する見方もあったと思う。スカウトがそういう見方もした上で日本で対応できると判断したのか。あるいは技術的なところは見ず、台湾で凄い実績を残したから、メジャーで20本打ったからという理由だけで獲得を決めたのか。

 

外国人野手がこれだけ活躍できないことが続くと、チームとしては苦しいのは当たり前。多分ずっと同じスカウトが担当している気がするのだけど、もし技術的なところは見ず実績だけ見て獲得を決めているのなら今後も似たようなことが続いてしまう。今のチームの低迷は外国人野手が機能しないことが続いていることが理由として大きい。

 

ここを変えることができないなら今のチーム状況は多分続くだろう。