日ハム対西武、近藤サード考

内容に関しては8点取って打線は頑張ったけど、10点取られて投手陣が踏ん張れなかった試合といえばそれまでだし、野手のエラーの失点が痛かったといえばそうだしという試合。

 

ただ結果を表面上だけ見ることにどこまで意味があるのか。選手に力、技術が足りないといえばそうなんだろうと思う。何回も書いているけどチーム編成や外国人が機能していないというところが今の結果、内容に直結しているのも事実。

 

近藤のサードのエラーに関しては起こるべくして起こっている。仮に開幕からサードに専念する形で起用していて(守備固めでレフトに替えたりせず)、今回のようなエラーが起こったなら、それは近藤の技術不足ということでいいんだけど、開幕からはずっとレフト。清宮が復帰してからはサードになって(守備固めでレフト)、7月以降はまたレフトに戻って、最近またサードでの起用が増えている。

 

こういう起用の仕方で近藤のサードとしての技術が安定するわけがない。ファンは結果だけ見て近藤のエラーを批判するのは仕方のないことだけど、こういう起用法だとエラーが起こる確率は当然高くなる。

 

打線の厚みを増すために近藤をサードという考えはわかるけど、サードをやらすなら中途半端にせずほぼサードに専念する形を取らないと、ミスは当然増える。ミスを許容する形でいまのサード、レフト兼用ならわかるけど、兼用させてミスは許さないというものなら、もう話が違うと思う。

 

近藤のサードのエラーにしても、サードのレギュラーが固定できないのも、始まりは球団がチームを若返らせるためにレアードを放出したことなので、そこが理由になってチームが低迷しているなら、責任は球団フロントのほうが大きいはず。それなのに、批判のほとんどは試合に出ている選手、今日ならエラーをした近藤に向いてしまっているのが正直腹立たしい部分はある。