吉村GM責任の所在 フロント批判の軸のブレ

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吉村GMが「今季のチーム成績に関して、編成面での責任は全部こちらにある。チーム編成の不備に関してはこちらが痛感している。監督に順位を含めた責任を押しつけるつもりはない」と明言。

 

外国人選手が思うような成績を残せなかったこともあり「戦う上での選手層」の不備をフロント側の責任とした。

 

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吉村GMはここまでの栗山監督の手腕については「ノーコメント」とするにとどめたが、「見たとおりの順位。もちろん内容も見ている。チームの実情や編成の責任は勘案しながら、球団としてはいろんなことを含めて検討して、シーズンが終わってから決める」と話した。

 

新庄とか斉藤祐樹とかの問題で吉村GMへの批判が増えているが、個人的には言い方悪いけどどうでもいい。吉村GMに関しては去年(前者の記事)と今年の(後者の記事)の発言の責任を取ることの方がよっぽど大事だろう。

 

フロント、GMの責任があるのか無いのかどっちかよくわからないままオフに入って、来季どうするという言及は一切無いまま。2年連続で12球団1外国人が戦力になってないのが日ハム。

 

マルティネス、ビヤヌエバが退団になって新しく取った外国人は4000万のロドリゲスと8000万のアーリンだけ。これで去年からいっている編成の不備の責任を取ったことになるのか。もう1人取って外国人6人体制で臨む可能性を示唆しているけど王柏融がその内の1枠に入っているだけで、6人体制でも5人体制と同じ。

 

それで2年連続12球団1外国人が戦力になってない編成がちゃんと機能するのか。仮に来年も外国人が機能しないなら3年連続だしそこまでいけば、責任があるという発言に何の意味があるのか。フロントが変わらない以上ずっと責任という言葉に何の意味も持たない体制が延々続くことになってしまう。

 

新庄に絡めてフロントを叩くような記事を最近よく見るけど、上のコメントに対する批判の記事はまあ見たことは無い。新庄に絡めてフロントを批判することはむしろ批判の軸がぶれてしまうと思う。フロントを得意げに批判したいならむしろ後者のほうだろう。

 

阪神が次々外国人の大型補強やスアレスとの大型契約での残留を決めることなどと比べれば対称的。