日ハム高卒選手育成考

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近年のドラフト高卒選手を振り返ると2014年は清水、石川直が戦力になってきているけど、2015年は平沼、2016年は堀あたりまでが1軍の戦力になってきてる。

 

それ以外の選手はまだこれからかなと思う。2017年は高卒が4人、2018年は5人取ってるけど、今年1軍の戦力になってくれるメドが立っている選手は今のところはいないかなという印象。

 

これだけ2年で高卒を取って、まだやんやいう時期では無いのかもしれないけど、育成が順調とまではいえない状況で今年も高卒を多く取って育てようというのはバランス的に厳しいのは確かに思う。

 

今の日ハムの2軍の高卒選手を育成するならまずここ2年の高卒選手をしっかり育てることに集中して、今年は一人しか取らず、大卒、社会人を多めに取ったほうが2軍の選手を育成する上でのバランスは取りやすいと思う。

 

育成選手が増えたことで、選手の試合出場の負担は減ると思う。それを出場機会が減ると取るか、負担が減って練習に回せる余力が増えると取るか。2年前までは育成選手を取らないで2軍を運営していたけど、今は5人いる(今後変わるかもしれないが)。その人数で2軍の運営のバランスがどうとっていくのか。今までの高卒偏重のドラフトに今年の高卒少な目のドラフトで2軍の運営のバランスがどうなるか。

 

来年の日ハムは2軍の運営も今年までとは少しかもしれないけど、バランス的には変わっていくと思う。それで劇的に変わるかはわからないけど、その変化が選手の成長にどうつながっていくのか。

 

余談かもしれないけど、今のチーム状況で佐々木を仮に取れていたとしても、育成するのは難しかったと思う。佐々木の育成は、多分ダルビッシュ、大谷より難しいというかデリケートな部分はある。そういう選手をここ2年くらいの多く取った高卒選手があまり育ってない中でチームが預かったら、佐々木にかかりっきりにならないといけない分、他の選手の目配りが疎かになってしまいそう。

 

だから上で書いたように今年と比べれば来年は2軍の運営は余裕が出ると思うので、今年取った高卒の上野と、去年、おととしの高卒の9人をしっかり育成に集中してほしい。できれば来年4年目の今井が1軍で戦力になれるくらい台頭してくれれば、高卒選手の育成の成功が一ついい形で出てくる。