選手の放出考

今のセカンドは渡邊がレギュラーを取りかけている。昨日のミスだけで今年の頑張りを否定するものにはならないと思うし、ここに関してはチームは渡邊を我慢強く起用して育てたというところは評価できる。

 

セカンドは田中賢介がレギュラーとしてずっとチームを引っ張っていた。アメリカにいった時期もあったけど、帰ってきてからも力を発揮して2016年の日本一に貢献してくれた。

 

ただ2017年あたりから衰えが顕著になってセカンドのレギュラーが不在になってしまった。そのセカンドの穴を2017、2018,2019と3年掛かってやっと後釜の選手が見つかったようなイメージ。ここは時間が掛かったけど世代交代がうまくいったところだと思う。

 

ただ糸井、レアードの放出は違う。彼らは日ハムが手塩にかけて一から育てて、リーグを代表するような選手になったのに、ほぼ全盛期の状態で日ハムが放出してしまった。その穴を簡単に埋められるわけは当然なく、糸井を放出した年は最下位、レアードを放出した年も最下位に沈んでしまっている。

 

糸井にしてもレアードにしても田中賢介のようなピークを過ぎつつある中で、他の選手がレギュラーをもぎとるという形が一番チームとしてスムーズな世代交代ができたと思う。

 

ただチームの方針で二人とも放出してしまった。二人のレベルの選手は早々育つことは無いのに、自分から放出してしまったら戦力の低下は当然だし、チーム成績が下降するのも当然だろうと思う。

 

だから今後は田中賢介のような形を増やして、糸井、レアードのような形は極力避ける形を取らないと、チーム力は落ちる一方だろう。