西武は浅村の穴は大きかったと思うけど、穴をカバーできる選手が、秋山、源田、森、中村、山川、外崎と6人いるし、打率が高くない金子、栗山あたりのチームへの貢献度も高い。
日ハムはレアードの穴を埋めるのは基本的には西川、大田、近藤、中田の4人だった。そこに渡邊の台頭で7月までをなんとか乗り切っていたというのが現状じゃないだろうか。
主力選手の穴をカバーできる選手が多い西武と、少ない日ハムの差が今の順位の差に現れていると思う。カバーできる選手が少ない日ハムの選手のほうが個々に掛かる負担は当然大きい(だからこそ今の結果を見ても西川、大田、近藤、中田は頑張ってくれていると思う)。
ただ同じ選手流出でも浅村の流出を防ぐのは条件的に難しかっただろう一方、レアードは防ごうと思えば防げたというか残留させたいというチームの意思があれば残留できただろうという違いはある。
レアードを残留させた上で今の時期にチームがどういう戦いができてたかなとは思うけど、もう放出してしまったものは戻らないし、それを来季以降にしっかり繋げていかないといけない。
糸井を放出したことで、チームは最下位に沈んだけど、若手が出場機会を得て成長できた選手もいるのは確かだろう。レアードの放出もそうしないといけない。ただ糸井、レアードの放出を最後に以降主力選手の流出は極力防ぐ方針を取る必要は間違いないなくある。
中田、宮西という生え抜きのスター選手を高い年俸で残留させているので、その分でレアードまでお金が回らなかったといわれると、そうなのかもしれないけど、ロドリゲス以外の外国人投手に高い年俸を払ってそれに見合った働きが一切無いのを見ると、レアードにそれなりにお金を積んであげたほうがよかったとは思ってしまう。