田宮の打撃フォームへの取り組み

pacificleague.com

 

iippanashi.hatenablog.com

 

上の記事では宇佐見について書いたが田宮についてもほぼ同様のことがいえた。それでも2022年まで基本的に同じフォームで同じ課題が当然続いていた。今年の春のキャンプから早くトップを作るフォームにして真っすぐに対して振り負けない打球が増えたし、今までには見られなかった左中間への長打というのも出るようになった。

 

彼のこの一連の取り組み方というのは球団としてしっかり田宮から聞いて、それを参考に他の選手の指導に生かすことはできると思う。

 

多分だけど去年までトップを早く作るフォームにしなかったのは、反動を使うことができなくなるのを嫌がっていたのかもしれない。今年早くトップを作るフォームにしたのはある程度パワーが付いてきたことで、新しいフォームに挑戦できるという自信になったとかなんだろうか。

 

その辺の細かい理由も田宮には球団がしっかり聞いてほしいところ。もちろん田宮は万波のようにしっかり1シーズン成績を残したわけでは無いから、シーズン終盤に少し結果を出しただけという評価も当然ある。ただ個人的な評価としては今の打撃への取り組み方というのはいい方向に向いていると思う。

 

今年の春からトップを作るタイミングを変えるというかなり大幅なフォーム改造に取り組み始めているが(実際は2022シーズン後からやっているのかもしれないが)、今シーズンの中でもグリップの位置を変えたりヘッドの立て方、寝かせ方を変えたり細かい調整はもちろんある。

 

ただそれはトップのタイミングを変えることに比べれば枝葉の部分なので、あくまでトップのタイミングを変えることにしたということが大きな変化でそこに対する経緯とか理由とかをコーチだったり、ファーム全体を統括している人が田宮から聞き取りをして他の選手の育成、指導に生かしてほしい。

 

当たり前の話だけど1シーズン通して成績を残した万波のフォーム、打撃への取り組み方というのは田宮以上に参考にしないといけないところなので、ここも球団としてしっかり聞いて他の選手の指導に生かしてほしい。

 

pacificleague.com

 

日ハムの中で早めにトップを作ってやや寝かせ気味にバットを構えてそのままスイングの軌道に入るというのはもしかしたら流行るとかあるかもしれない。田宮だけでなく矢澤もそういう方向にいく感じがある。