新庄監督が外野に求めるもの

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これは2006年の外野の守備成績で左から3番目の数字が刺殺数。その数は上位5番の内新庄、稲葉、森本の3人が占めている。これは札幌ドームの広さも理由にあるにしろこの3人の守備力の高さの現れでもあったと思う。

 

新庄監督は今の外野にもこういう守備を求めているんだろう。ただそう簡単にいくと思ってほしく無い。守備力が高い選手、例えば浅間、五十幡、万波みたいな選手で外野を固めれば守備に関してはかなり固くなると思うけど、攻撃面では計算できる選手がいないわけだし相当苦しむと思う。

 

最初から外野を守備重視にすると結果的に得点力が落ちて、チームが勝てないということになってしまう。だからバランスが大事だし1年くらいで簡単に外野全体のレベルが上がると思ってほしくない。

 

外野をあくまでも守備重視にしたいなら、ファースト、DHのような守備の負担が少ないポジションの選手は打撃に特化した外国人を獲得(ヌニェスがその一人になると思う)して、全体のバランスをとるような編成が必要になると思う。その辺は稲葉GMとしっかり話し合って決めないと、ただ守備がいいからといってチームとしては勝てないという悪循環に陥ってしまうと思う。

 

外野を高い守備力で守れてなおかつ打てるみたいな外国人(マーティンみたいな)を獲得できれば、それがいいけどなかなかそんな選手を獲得することは難しい。