稲葉氏がGMになった場合の外国人編成考

稲葉氏がチーム編成の責任者になったとしたら今後のチームがどうなるか。彼が最初にしないといけないのは若手の育成の前に外国人の編成と、多分無いと思うけどFAなどでの日本人選手の獲得だろう。

 

FAに関してはコストが掛かるという理由で積極的では無いという方針は個人的には別に否定的では無い。だったらなおのことコストを抑えて補強をできる外国人の獲得に力を入れないといけないのにこのチームは主力を毎年のように放出する上に外国人の編成のコストも5億以下という、12球団で一番ケチなチームの編成のやりかたをずっとしている。

 

その方針を稲葉氏も続けざるを得ないならチームは何も変わらないだろう。それは別の話として稲葉氏が編成の責任者になるなら外国人の獲得、編成にも当然関わらないといけない。

 

今の外国人のメンバーの内の誰を残して、新しく誰を獲るかも彼が最終的に決めることになる(リストはスカウトが作るのかもしれないけど)。そこをしっかりできるのかが稲葉氏の最初で一番大事な役割になってくる。仮に来季外国人が機能しなかったらそれは稲葉氏の責任ということになる。

 

稲葉氏の今までの代表監督としての経験が外国人選手の獲得、編成にどれくらい生かされるか。それがうまくいくならそれだけでも稲葉氏が編成責任者になる意義は大きい。

 

バーヘイゲンが残留として、アーリンはほぼ契約終了で間違いない。そしてロドリゲスはどうなるか。今のところ先発なのか中継ぎなのかどっちつかずな印象に個人的にはなってしまっている。彼の便利屋としての貢献度を考えて残留の可能性は高いだろうけど、仮に新しい外国人投手獲得に舵を切る方向に決めるならそれはそれでしょうがない気もする(ロドリゲスには悪いけど)。

 

杉浦の現状を見てもパワータイプの外国人中継ぎを一人獲るのは間違いないだろう。その投手獲得の見極めも稲葉氏(建山氏辺りのアドバイスがあってもいいけど)がしないといけない。

 

外国人野手の編成もどうなるか。今の得点力を考えると野手も3人体制にしたほうがいいと思う。今までの日ハムの編成の傾向的には2人が限界だから無い可能性が高いが稲葉氏が野手3人体制にしたいといったら、今のフロントは前向きに考える可能性も無くは無い。

 

彼は野手出身だし、日本代表の選考の経験があるわけだから外国人野手の見極めに関しては彼の力量が凄く問われることになってくる。王は年俸的に契約終了の可能性が高そう。ロニーロドリゲスに関しては最近の試合ではチームに大きく貢献してくれていたけど、稲葉氏がロニーの契約延長をしないで新しく外国人を獲るというのならそれはそれでいいと思う。

 

その選手が当たれば彼の功績になるし、外れれば彼の責任になる。新外国人野手を取るとして一塁のパワーヒッターと外野のパワーヒッターを一人づつ取った上でそれで終わりなのかそうでないのか。ロニーが残留というならそれでもいいし、セカンドを守れる外国人野手を新たに獲るというのならそれでもいいと思う。

 

長くなってしまったけど稲葉氏が編成の責任者になるというなら最初にやらないといけないのは外国人の編成だし、それが来季の戦力構成としては一番大事なところだろう。