コントロール

コントロールするという言葉についてちょっと書きます。野球でいえばコントロールはピッチングの制球のことで、格闘技でいえば対戦相手をコントロールする、制する、という感じの意味でのことです。


漫画の知識であれですが、おおきく振りかぶってという野球漫画で、コントロールがいいとされる三橋に監督が、「そんなぐらぐらの体幹でコントロールがいいわけない。コントロールは手でするんじゃない。体でするの。」っていって、三橋に角材の上でバランスを取る練習をさせてました。この練習の意味自体はちょっと自分にはわかりづらかったのですが、コントロールは手じゃなくて、体でするという言葉自体は凄く納得させられました。


小手先の腕や手の動きでボールをコントロールしようとするのは、初心者にありがちになりそうな気がします。体幹をまず安定させる。これは正確に立つ意識、質をまず高める。筋力的にも最低限の体の軸の筋力が必要だし、この二つがあって初めて、ボールをコントロールする技術というものが習得、向上していくという意味のようなことを監督をいいたかったのではないかと思いました。


格闘技のほうのコントロールについてですが、たまたまツイッターでヒデキックという格闘技のコーチをしている人が、相手をコントロールするというがその前に自分をコントロールできなきゃいけないというようなことを書いてました。相手をコントロールするうんぬんは、自分の体を完全にコントロールする意識、技術があって初めてその延長線でできるもののはずなのに、その意識が欠けてたり、足りないのに小手先の技術で相手をコントロールしたとか、試合を支配したとかいう人がなんとなく多いよう気がしました。