左右のバランスと故障

また漫画からの話ですが、おおきく振りかぶってという野球漫画の27巻で、チームのコーチが故障を防ぐためには左右のバランスが大事なんだということを選手に教えてる回がありました。


投手が故障するのはただ投げすぎたからだということではなく、投げることに動きが偏ってしまったことが原因になっているとコーチは考えていて、それを防ぐために投げ込みをした後、2.5キロのおもりを下げたりする動きを右手の裏(投げる動きの逆)、左手の表、裏でやることを指導してました(ただやるんじゃなくて筋肉の動きを意識しろとも)。あとその場で左右に一回転してジャンプする練習もさせていて、右側は綺麗に回れるけど左側が綺麗に回れない選手がほとんどでした(田島だけはできていた)。


コーチは故障しないためには上下、前後、内外、回転、神経、この5つのバランスを意識して整えろという指導をしていました。この漫画は野球の漫画なので、この故障の予防の考えは野球に特化した話なのかもしれませんし、これを意識してやったからって完璧に故障が防げるのかというとそういうわけでもないとは思います。でも考えとしては、それなりに説得力があるし、野球以外にも当てはまる話だと思いました。


自分流に考えるなら、とにかく正しい体の使い方を常に研究、意識してそれを競技の動きに応用することが一番体への負担が少ないと思うし、コーチがいうようなバランスの意識、左右の筋力のバランスも差が無いようにということを心がければ故障のリスクも最小限にして、なおかつパフォーマンスも最大限のものに近づくと思います。だからコーチがいう故障を予防するための考えはパフォーマンスを向上することにそのまま繋げることもできると自分は思いました。


以前元パンクラスの高橋がIGFの選手に野球のバットを振る練習をさせてましたが、あれも体の使い方を向上させるためにはすごくいい練習だと思うのですが、ただ振るんじゃなくて体の使い方に凄く注意しながら、なおかつ左右どちらも同じようにいわゆるスイッチヒッターみたいに両方同じようにできるようにして体に歪みがでないようにやれば効果は大きいと思います。