近藤について付け加え(以降また追記)

サムライニュースで、近藤の試合のダイジェスト映像が流れたのでその感想を。立ち技での距離感、バランス、グラウンドの試合運びは見た範囲ではやはりよかった。ただ映像を見てもコンディションは三ヶ月前のプラングレー戦とほぼ大差ない感じに見えた。また推測になるが84キロ近辺の階級に照準を絞り始めて以来あまり体重が増えないようなトレーニング内容にして、結果ナチュラルで試合してたときと比べて体幹の筋力が落ちているのかもと思った。以前書いたかもしれないが。

プラングレー戦から3ヶ月経ってほとんどコンディションの上向き具合が見られないというのは自分はかなり残念だった。3ヶ月経ってコンディションの上向きが見えないということは練習内容を変えない限り今と大差ないコンディションが続いていってしまうということだと思う。試合運びや動きはよくなってきてるとは思うが、コンディションの上向きが見られないなら、プラングレー戦、桜木戦の試合内容が限界になってしまうと思う。

次の試合までには84キロ級で戦うことはあまり意識しないで体重が増えてもいいので、ある程度長いスパンで、背中、肩、胸の強化を一番に考えて、スパーリング、技術練習を減らしてできる限り限界のウェイトトレーニングを個人的にはしてほしいと思う。近藤が取り入れる胴体力というボディコントロールの考え方はウェイトトレーニングにも応用は効く。近藤自身も一時ウェイトトレーニングに力を入れ始めた理由について、パワーアップのためというより、体の効率的な使い方をウェイトトレーニングを通して試してみたい的な発言もしていた。

コンディショングの理想的にはカフェダンテス戦のような背中が盛り上がった体つきで体重は86,7キロだったので、そのコンディションから計量当日、前日の水分カットで84キロにできれば一番ベストだと思う。次の試合での舞台、相手や試合内容は個人的には二の次でどれくらい体幹がパンプアップしてるかに注目したい。プラングレー戦から三ヶ月経ってあのコンディションじゃ正直あまり期待できないのも確かだが、次の試合までの意識改革に期待したい。

追記
近藤のスタイル的にショートパンチ、パウンドが主武器の一つになるわけだし、その威力を決める背中の筋力が落ちてるというのはよくない。最近気づいたが近藤のいいときの躍動感だったり瞬発的な動きは背中の張りが決め手になっていたように思う。優先順的には背中、肩周り、胸、腕の順で上半身を徹底的な再強化することが近藤が復活する上で一番必要な気がする。トレーナーをもしつけるなら環境的には廣戸さんあたりになるのか?その廣戸さんに過去の試合や体つきと今を比較して徹底的に上半身(特に背中)の強化をしてもらえれば意外に復活は早くできるんじゃないだろうか?逆に今の練習内容だと変わらないコンディションが続きそうだが・・・。近藤の自己完結で終わるのでなく、近藤のことを客観的に見られるトレーナーを一人つけるというのも必要なことのように思う。