筋トレとボディコントロール

http://mmaplanet.jp/33723


この岩崎選手のインタビューがなるほどなと思いましたので紹介しました。


筋トレ初心者がそれなりの基礎体力をつけるには、ディップス、懸垂、ブルガリアンスクワット(あるいはバーベルを担いだスクワット)がいいと何度か書きましたが、これらもただこの種目をやるより、岩崎選手がいうような正しい体の使い方を意識してやるようにすればもっと効果的になると思います。


ディップスも腕よりなるべく胸、体幹から体を使うような使い方で。懸垂も腕より、背中、体幹から体を使うようにすれば、自然と体幹から体を使えるように、手に無駄な力が入らないような体の使い方ができるようになるかなと。


ある程度の筋力が無いと腕の力に頼らないやり方は難しいので、最初のうちは腕の力に頼らざるを得ないとは思いますが。


ブルガリアンスクワットも、胴体力で股関節で地面を捉えた立ち方の質を高めつつ、足の裏の使い方も力みが無く立てる使い方(足の裏の使い方に関しては、指導者によって諸説あるような所も有るので自分で一番しっくりくるものがいいかと)を意識してやる。


そんな感じでやれば、基礎体力だけで無く体の使い方も向上させつつトレーニングできるかなと思います。


筋トレは正しいフォームとか、ぎりぎりまで追いこむことだったりが、重要視されますし、自分もそこは重要であると思いますが、初心者の場合はまず正しく体を使うことを意識する、体の歪みに注意する、左右の筋力のバランスに注意することのほうが、大事なのではないかと自分は思います。


歪みが少ないからだ、正しい体の使い方があって始めて正しいフォームの意味があると思いますし、トレーニングで追い込む際に体の動きが雑になったり、疲れて強い筋力のある側だけに偏ったりするような追い込み方をすれば、歪みが大きくなったり、左右の筋力差が大きくなり、逆にパフォーマンスの低下に繋がりかねませんから。




<追記>

正しいフォームとかいかに部位に効かせるかという面をそこまで重視していないので、そこを重要視される方には、おかしいと感じる人もいるかもしれません。あくまで自分なりの筋トレのアプローチの仕方ということをご理解ください。

で後付でもうすこし。胴体力の考え方で腕の内捻り、足の内捻り、小指から握る物のつかみ方という考え方があります(詳しくは伊藤昇氏の本を参考に)。

この考え方も、懸垂、ディップス、ブルガリアンスクワットに応用できると思います。まず懸垂は、掴む棒を握る際になるべく小指から握る。他の指を添えるだけのイメージで。

腕も肩、肘、手首の内捻りをイメージしつつ、体幹(懸垂なら特に背中、肩甲骨周りの部分)の力を腕、棒を握る手に効率よく伝わるようなイメージで懸垂をすると、いいかなと。ただ背中に効かせるんだとか、正しいフォームでやるんだとやるよりなんとなくこっちのほうが楽しいような気がしました。

ディップスやブルガリアンスクワットもそんな感じで胴体力の考え方、胴体、体幹の力をいかに手足に効率よく伝えるかを考えつつやるほうが、楽しくできるんではないかなと思いました。

ただ正しいフォームとか部位に効かせるという意味では若干ずれるところもあるかもしれないので、筋力アップとか、筋肥大という意味では若干ずれてしまうところもあるかもしれませんが。