ゴン格など読んで色々

近く王座戦を控える近藤のインタビューがゴン格にあったが、それで今の近藤なぜ若いときほどの勢いが無いかがちょっと分かった気がした。近藤が自ら若いときと同じ気力があるかといったら必ずしもそうはいえないかもしれないと語っていたが、そのことが一番の理由だったのかもしれない。

なぜフィジカルトレーニングをがんがんやって、コンディションを限界まで作ろうとしないか何か理由があるのかと思っていたが、気力がいまいち若い頃と比較して充実しきらないことが一番の理由だったのかもしれない。正直この発言を聞いてかなり近藤に対して残念に感じてしまったが、まあ本人がそういうならその中での試合をみせていってもらうしかないのかなと思う。

次は魔娑斗のボクシングトレーナーのインタビューが気になったが、正直魔娑斗はサワー戦を見る限りダメージが溜まってきているのかなと感じたし、2008年、2007年のパフォーマンスに比較するとやや落ちたような印象を受けた。ただボクシングトレーナーの話によれば、魔娑斗はボクサーに比較すれば段違いにダメージは少ないし、影響は少ないともいっていた。サワー戦でいまいちなパフォーマンスに見えたのはガードをかっちり固めて、その後手を出すというスタイルのサワーが魔娑斗にとって相性があまりよくないことから、そう見えてしまったのかもしれない。

あと川尻。以前はパンチを出しやすくするためにガードを下げていたが、今はガードを上げるスタイルにしたとか。まあ素人がいうのもどうかと思うが、ガード上げたままでもパンチに体幹の力をコンパクトに伝える打ち方ができれば、普通に出しやすいと思うのだが。魔娑斗やサワーは実際できているし。川尻の体型的なせいか、技術的なせいか、なかなかコンパクトに体幹の力を伝えるという打ち方ができるようになっていないように見える。所なんかも打撃がうまいみたいにいわれるが、ガードが低いし、パンチを出す際も、体幹の力をコンパクトに伝える打ち方があまりできてないように見える。やはり総合の選手だと打撃専門の選手と同じようにはいかないのだろうか。

常に正確に立つ(股関節で地面を捉えた立ち方)、常に体幹から動いて相手との距離を正確に測る、パンチを出す際は体幹の力をコンパクトに最短距離で伝える打ち方をする。打撃の技術というより、まずボディコントロールの技術、意識ありきで技術を高めて試合にそれを出して欲しいと個人的には思う。川尻にしても、所にしても有名なボクシングトレーナーが付いてるのに、いまいちそこの所が見えないのが素人の意見ながら残念に思えてしまう。