野村は最初はキャンプに丸々参加の予定だったが、紅林の辞退で代表に急遽招集されて、キャンプを途中で抜けることになった。当然キャンプでは得られない貴重な経験をすることができたが、エスコンに慣れるというところでは、練習量は半分になった。
清宮は代表に呼ばれなかったが、その分エスコンのキャンプにフル参加して守備練習をしっかりできた。今年の試合数もサードは清宮が明らかに多いし、サードでの守備の経験値は大分差があると思う。
こうなると野村は今からサードで清宮より上手くなろうというのは少し難しい。そう考えると野村が試合に出るならレフトかファーストに絞って後はとにかく打撃で成績を残すことしかないと思う。
オフも打撃が7割くらいで守備はレフトで3割。キャンプも同じくらいの割合で徹底的にバットを振り込むことに充てるのがいいように思う。今年のキャンプはサードの練習もしつつ、打撃もしつつ、試合はフル出場というのをやった分体がついてこないところがあった。
シーズンは怪我無く完走できたので体が強くなったが、技術的には打撃、守備どっちつかずになってしまったところもある。そこは個人的には反省のように思うから、来季はある程度レフト？に絞って守備をやってそれ以外は徹底的に打撃に取り組んでほしい。
清宮は何度も言っているが今年はほぼぶっつけでサードに入ったので、彼も打撃への集中度が欠けるところもあった。オフからはキャンプも含めてサードの練習に集中できているので、打撃への集中度も変わってくると思う。いうまでもないけど、清宮、野村が万波に並び立つくらいの成績を残せるようにならないとチームとして安定しての強さというのは無いと思うから、オフと春キャンプでの二人の成長度がチームの浮沈を左右する。
このチームの首脳陣は選手になんでもかんでもやらせようとするので、そこは心配だが、選手はある程度自分で判断するところは判断してやるしかこのチームでは成長は難しい。
