PRIDEファイターの苦戦とドラッグテストの関係

PRIDEファイターが外に出た場合いまいち苦戦することが多いといわれる。その理由の一つにはドラッグテストがあるような気がする。PRIDEのリング(アメリカ大会はドラッグテストをおこなっていたが)は、ドラッグテストは存在せず(興奮剤系だけはあるらしいが)、結果的に薬物の使用に関してはフリーになる。それをうまく利用すればパフォーマンスは格段に向上する。そういう意味でPRIDEはナチュラルな選手と薬物使用者では、ハンディが存在する場所であったと思う。

PRIDEが実質機能しなくなった今PRIDEファイターは別のプロモーションに戦場を移す必要が出てくるが、アメリカで試合をする場合はほとんどの場合ドラッグテストが義務づけられており、もしPRIDEで試合をするとき薬物を使用していたなら、アメリカでのドラッグテストを潜り抜けるためには一定期間薬物の使用を止める必要がある。それをしたならテストは潜り抜けられるにしても、ドラッグテストが無い状態に比較すれば明らかにパフォーマンスは落ちてしまう。そこのパフォーマンスの低下がPRIDEファイターの苦戦する理由の一つなのかもしれない。

ランペイジが元PRIDE組としては一番成功してる選手だが、この選手はPRIDEのときと比較してパフォーマンスの低下や体つきの変化が特に見られることは無い。ランペイジは普段からパンプアップしてるわけでもない体つきだったので、PRIDEのときからナチュラルといっていい選手だったように思う。だからドラッグテストが厳しいUFCに移籍しても、苦戦することがあまり無かったんじゃないだろうか。他の選手に関しては名前を出すと不快に感じる人もいそうなのであまり出さないようにするが、そういう素人の適当な推測を覆すようなパフォーマンスを元PRIDEファイターには、していってもらいたい。

ある人がいうにはPRIDEは薬物フリーだったからこそ、あの怪獣大戦争みたいに派手な試合がいくつも見られたんだとまでという人もいる。ヒクソンもトップファイターのことを薬物ありきみたいな考え方をしていたし。そういうことをいわれないようにPRIDEがもし再開するならドラッグテストに関してはきっちりやっていってもらいたいと思う。最後に一つの疑問だがボードッグはドラッグテストに関してはどうなっているんだろうか?アメリカでの大会に関してはきっちりやってるということなんだろうか。