ドーピングチェック

PRIDEは国内においてはドーピングチェックはおこなってはいなかったと思うが(興奮剤に関してだけしてたという話も聞くが)、アメリカ進出した際興行をおこなうために必要なアスレチックコミッションのドーピングチェックをしている。ヒクソンは今のトップファイターを指して「薬物を使った選手が多い」という批判をよくしていたが、発言当時にはUFCはドーピングチェックをしていたわけだし、この指摘はPRIDEファイターに向けたものと考えられた。

しかしPRIDEもアメリカ進出する際は選手のドーピングチェックもおこなわれるようになった。これで少なくともPRIDEのアメリカ大会においては(チェックのくぐり方がいろいろあるかもしれないにせよ)、ナチュラルの選手と、薬物使用者のハンディはかなり軽減されることは確かだと思う。PRIDEはUFCに買収されたことによって、PRIDE国内興行においても、アスレチックコミッションと同レベルのドーピングチェックをおこなえるようにすれば、国内のPRIDEの興行に関しても、ナチャラルな選手と、薬物使用者のハンディが軽減されるわけだし、個人的にはそれを望みたい。

まったくの素人考えなのだが、通常薬物使用者も、検査の数ヶ月前から使用を辞め薬抜きをすれば、チェックを潜り抜けられるなんて話もある。それでもチェックの無い場合に比較すればパワーは落ちるだろうし、興行ごとに検査ができればさらにナチュラルな選手と薬物使用者のハンディは軽減されると思う。ドーピングチェックが厳しくなればなっただけ、ナチュラルな選手が有利になるだろうし、そういう環境作りもUFCには望みたい。アメリカで検査するのに比べれば日本で検査するほうがかなりコストや手間は掛かりそうなので難しいとは思うが。ふと思ったがナチュラルな選手はドーピングチェックの厳しい(UFCなどの)プロモーションにいくほうが活躍はしやすいのだろう。