UFC76

中村vsLYOTO
予想的には中村が何度が抑え込んで微妙な判定で勝つんじゃないかと思ってたが、オッズなどではLYOTOが圧倒的で意外に感じたりしたが、実際の試合もLYOTOが圧倒していた。PRIDEファイターがオクタゴンに入ると苦戦するが、オクタゴンでの慣れ、経験の差が理由にあったのか。中村のキャラクター的にHERO'Sで呼ばれることはありえないだろうから、PRIDEが活動してない以上UFCで上がっていくしか中村の道は無いような気がするが、もう一度くらいはチャンスがあるだろうか?

リデルvsジャーディン
予想的にはリデルがKOで勝つかと思っていたが、ジャーディンが打撃の有効打で優り判定勝ちした。リデル復活の噛ませ犬的にジャーディンを当てられたと思っていたが、それは裏目に出てしまったか。リデルの衰えという見方もあるが、自分はなんとなくリデルが打撃系の選手が苦手なことが中堅選手だがグリフィンをKOするなど打撃が得意なジャーディン相手に負けた理由にように思えた。ジャーディンはパンクラスで山宮と試合をしてドローだったが、その頃から格段に力をつけているということか?

グリフィンvsショーグン
立ち技ではお互い有効打はあまり無く、組み技での攻防で優劣がついていったように見えた。ショーグンもトップを取ることもあったがあまり有効な攻めに繋がらず、グリフィンはショーグンのタックルなどを丁寧に捌いて、有利なポジションを取って着実にダメージを与えていった差が出たか。グリフィンは最終ラウンドオモプラッタでポジションを取り返すなど、タックル切りも含めてグラップリングのテクニックが高いように見えた。ただ立ち技はガードも低く、ジャーディン戦もガードの甘さを突かれてKO負けしたように見えたので立ち技にはまだ穴があるように思う。ショーグンはPRIDEでは技術や距離感は少し横に置いといた圧力、手数で圧倒して試合を有利に作ってたと思うが、オクタゴンの金網の広さと、あの萎んだ体では圧力は半減してしまったことがPRIDE時代と比較してパフォーマンスが落ちて見えた理由に思えた。今後再浮上があるかもしれないが、個人的にはオクタゴンの広さとドラッグテストのしっかりしてるUFCはショーグンにとっては相性が悪い気がした。