感想

田村氏は予想通りおいしいとこどりだった。美濃輪はやはり成長してない。
ハンセンは、総合のブランクが長くて組み技の対応力、勘が鈍ってた気がする。下からの攻めは知ってる人には極まらないと思ってるのだけど、今回はトップからの極めからの連携(スパッツの滑りにくさもうまく利用してる)だったし、そういう意味では青木お見事と思った。


メレンデスと川尻は元々川尻のほうが上の階級なのに、メレンデスのほうがでかくみえたことに驚いた(あれで65キロに落としてたとは恐れ入る)。メレンデスは突進力、手数、スタミナも凄かった。打撃のディフェンスに穴はありそうだけど、それを圧力、手数でカバーしてる感じ。あのメレンデスにカウンターをタイミングよくいれられそうなのはやはり五味か?メレは何度か下になりそうになったが、うまく立ち上がっていた。軽量級、修斗系の選手はああいう技術が素晴らしいと思う。川尻は元々筋肉むきむきでさらに体つくりに専念して73キロ仕様にしようとしてるが、やはり体格的には70キロがベストに思えた。


五味にとって石田はアウレリオ以上にやりづらいと思ったが、完勝だった。アウレリオ戦一戦目はエアポケット、二戦目はリベンジ戦とタイトルマッチということで、ああいう微妙な感じだったんだなと思った。判定ながらもアウレリオに勝てたことでこの日の五味はまさに憑き物が取れた五味だった。石田は川尻以上に73キロに適応するには体格が小さく思う。運動量、スタミナでどこまで今後カバーできるか。


トンプソンはよくやったが、吉田はスタンドのフラフラの状態で止めろと思った。エースの宿命なのかもしれないが、ストップは遅すぎた。ジョシュ対ノゲイラはやはり一戦目に比べると緊張感に自分は欠けてしまった。やはり再戦のタイミングは悪い。ジョシュのデスバレーボム?とフロントチョークは興奮したけど、それ以外は自分には淡々とした試合だと感じた。ジョシュはデスバレーボムといってたがあの落とし方は矢野アナがいってたアックスギロチンドライバー(元プロレスリングノア大(ry)が開発)の技のほうに形は似ていた。あの技は実は総合でも使える技だったのか?ノゲイラの一番のパフォーマンスは2004GP決勝だと思うけど、最近はどうもこのときに比べると落ちるように感じる。ジョシュはあの連戦の中で元気なノゲイラ相手にあそこまでやるとは凄いと思った。


ヒョードル対ハントは自分はノゲイラ対サップを思い出す試合だった。ハントの組み技への対応力が上がっていたので、見せ場がたくさんあってスリリングな試合だった。対してヒョードルはいつもの磐石ぶりに欠けていた感じがしたが、足の怪我の影響もあったのかもしれない。