正捕手を固めるメリット、デメリット

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阪神ソフトバンクはそれぞれ正捕手がほぼ固まっていたが、負担が大きい分終盤成績を落としてしまった。正捕手を一人で固めるのはチームの安定した戦いに繋がるけど、負担が大きくなるし、離脱してしまったときにカバーできる捕手がいなくなってしまう。

 

第二捕手に経験を積ます機会も減ってしまうので、第二捕手が育ちにくいという面もある。これは首脳陣、球団の考え方次第だけど、正捕手を1年固めるのがいいのか、ある程度正捕手を固めた上で、週一回くらい休養を取らしてそこに経験を積ませたい第二捕手を使って育てるのか。

 

成績でいえば、ある程度休養を挟みながらのほうが終盤もいい成績を出しやすいとは思う。梅野の打率が2割前半でそんな選手に高い年俸を払うのはおかしいみたいなファンも結構いるけど、捕手として出ずっぱりというのは成績的には下げることに繋がりやすいと思う。

 

仮に梅野がそれなりに休養を挟みながら試合に出ていたら、成績がもっとよかった可能性はあったと思うけど、ずっと正捕手として出続けることにプライドを持っていることも考えられる(梅野のことを詳しく知らないのでわからない)。

 

甲斐は明らかにそういう選手だと思う。ただ選手の希望をそのまま聞くことがチームにとっていいかはわからないし、休養を挟みながら起用して、第二捕手を育てながらチームを動かしたいと首脳陣が考えるところもあるだろうし。

 

何回も移籍に繋げてあれだけどもし梅野が日ハムに来れば、ある程度正捕手としてレギュラーになると思うけど、ずっと出ずっぱりにはならず清水が週1か2で起用されると思う(球団は清水を育てたいから)。そのことを梅野がよしとするのかそうでないのか。。

 

そうでないなら梅野が日ハムに来ることは無さそう。もし梅野が正捕手として試合に出続けることにこだわるなら、阪神で坂本と正捕手をもう一度争ってレギュラーを取るほうがそれに近づくと思う。

 

ただこれまでの仮定はあくまで今までの日ハムの傾向からという想像なので一応建前上は新体制になっているし、梅野が移籍したら伸び悩む清水への忖度はなしに、梅野がほぼ正捕手で出ずっぱりになる可能性は無いとはいわないけど。