ここまでのオフの動き 鶴岡田中賢の懸念

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ここまでのオフの動きは2年連続5位に沈んでいるチームとはとても思えないもの。今後何か補強の動きが無いとはまだいえないけど、これで編成終了してシーズンインの可能性があるのも事実だろう。

 

来季は2年連続5位のチームから西川、有原が抜けただけのチームになる可能性は非常に高い。球団はコロナもあるからお金を編成に掛けたくないし、補強にお金を掛けるくらいなら所属選手にお金を積む方が、所属選手の球団への印象はよくなる。

 

結果がいくらでなかろうが、練習量もそれなりだろうが出場機会がいくらでも貰える選手に優しい球団。実力、成績が伴わなくても出場機会に比例して年俸も上がる。こんな環境では危機感を持って野球に取り組む選手がほとんどいないのは当然だろうと思う。

 

鶴岡が清水に対して自分はドラフト8位だし、ずっとチャンスが与えられ続ける彼の気持ちを経験してないからうまくアドバイスできないといっていた。その他にも田中賢介との会話の中で僕らは優勝争いをずっと経験出来ていたけど若手は優勝争いをできないと成長できないともいっていた。

 

近年のチームは優勝争いができてないことも若手の伸び悩みに繋がっているのだろう。かといって球団は金の掛かる補強はしないし主力だろうが高年俸の選手は放出。全てを若手の成長で補おうとしている。結果チーム力が低下し、早々に優勝争いから脱落して緊張感の無い試合が増える。その結果若手が伸びないという悪循環が近年の傾向の一つになってしまっている。

 

このことに対して球団は何の危機感も無いし、お金を掛けずに球団を運営できればいくら負けようが、観客動員が減ろうが、ノーダメージというのが今の球団の考えだろう。