育成と戦力増のバランスを考えた外国人枠の使い方、今後の補強考

野手の助っ人を取れば、戦力としては大きいけど、日本人が経験を積む枠が一つ減る。楽天が去年外国人3人を野手に使って、破壊力のある打線を作ったけど、反動で日本人野手の成長を妨げたところがあった。西武は、メヒアが不調というのもあったけど、日本人だけで野手を構成してあれだけ破壊力ある打線を組んだ。



理想は西武のような野手は日本人だけでスタメンを作れるチームだけど、なかなかそれは難しい。日ハムがレアードを流出させるかもしれないという話で、戦力的にはもちろん痛いけど、日本人の育成という意味ではサードの新しい選手を育てることもできるし、大田、近藤のサードへのコンバートがうまくいけば外野の飽和を少し解消できる。



現段階の予想だけでいうと、残りの補強はマルティネスの残留か、彼に負けないレベルの先発投手、そして中継ぎ投手をもう一人という可能性が高い気はしている。あるいは実績はそこまでではないけど、ポテンシャルが高くて日本でキャリアを積んでメジャーリーガーに成長しそうな内野手を格安で取ってくるとか。そんな感じの補強になりそうかなと思う。