ミドル級GP追加カード発表

<ミドル級GP一回戦>
金泰泳(日本/正道会館
ミノワマン(日本/フリー)

<ミドル級GP一回戦>
マゴメド・スルタンアクメドフ(ロシア/CLUB VOLK HAN)
ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)

<ミドル級GP一回戦>
ユン・ドンシク(韓国/チーム ユン)
大山峻護(日本/フリー)

<ミドル級GP一回戦>
ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/ブラザ柔術
フランク・トリッグ(米国/RAWチーム)

予想してたよりさらの下のカードになってしまったというのが最初の印象。ミノワマンは盛り上がるかつ負けてもあまり評価が下がらなさそうな秋山とマッチメークされるのかと思っていたが、金と対戦することに。ミノワマンが手も足も出なかった田村にも勝つ地味に実力のある金はミノワマン的にはリスクは大きそう。まあタックルからの塩漬けかつレフェリーの贔屓でブレイクを極力しないようにすれば塩勝ちはできるのかもしれないが・・・。

マゴメドは知らないので興味無し。おそらく弁慶が勝つだろうがユンだけでなく瀧本にも極められるグラウンドのスキルの選手が簡単に二回戦に上がっていいものかという気がする。

ユンvs大山は自分にいわせればユンの無駄遣いでしかない。ユンは負けるリスクも覚悟で強豪選手と絡むのが見たかった。大山はまじで興味が無い。ジャカレイはトップクラスとの試合経験がない分それなりに幻想がある選手ではあるのでいい選手を呼んできたと思う。ただこのタイミングでトリッグを連れてくるとは思わなかった。三崎に何もさせず完封勝ちしたイメージが強いのかもしれないが、実際のところ77キロクラスで中堅レベルの選手なのは確かだし。まあ三崎に完封勝ちしたことである意味キャラはあるのでそういう意味ではおもしろいところもあるが。

秋山が仮にこのまま欠場となると焦点をどこに定めていいかすらわからないトーナメントになってしまうのでなんとか出場してほしい。相手はGP出場が噂に上がったアカーシオでもいいので(秋山が狙う三崎にアカーシオは勝ってる分煽りやすい所もあるし)。

発表された4カードのせいで以前発表されたカード。桜庭vs総合素人や田村vs船木のしょぼさが逆に際立って見えるようにすら思えてきた。逆に言えばこのレベルのマッチメークでもプライド風の演出、佐藤Dの煽りVでプライドファンが盛り上がれるなら、ある種イベントとしては十分続いていけるというような気もしてしまう。

http://dreamofficial.com/news/detail.php?id=1208514921
地上波の中継に関してはしばらくは、数日遅れの一時間枠とTBS側にはかなり低評価を下されたといわざるをえない扱いになってしまった。その分会場の動員とPPVでどれくらい盛り上がりを作れるかでこのイベントの評価は決まってくるのだろう。

しかしこのマッチメーク編成でチケットはプライドと同じ料金設定、PPVも3150円というのはプライドの全盛期を見ているものからすれば高いという印象を持たざるを得ないし、ちゃんとお客を集められるのか、PPVが売れるのかという心配までしてしまう。当日の地上波が無い分会場動員やPPVの購買に繋がればもちろんいいんだろうけど。ライト級GPにしてもミドル級GPにしてもこれがプロモーターの現時点での精一杯のカードとなると今後このイベントに過度な期待をするのは難しいのかもしれない。あくまでプライドの幻影を追うんでは無く、この選手層でできるマッチメーク+プライド風演出のイベントがDREAMなんだということをファンは早く理解しないといけないのかもしれない。