近藤vs山宮

この試合で近藤に望むことを書きなぐります。まず近藤のコンディション。桜木戦までは一向に上がる気配の無かったコンディションが、ジョシュの元で練習するようになったことで桜木戦から二ヵ月後のリングオブファイヤー(以下ROF)の試合でコンディションに変化が見られた。その後試合が組まれそうで流れることが続いたが、結果試合間隔が空いたことでジョシュのとこでやったトレーニングを同じようにやれば、前回以上のコンディションを作ることは可能だと思う。今回は93キロ契約の試合なので体重調整を気にする必要も無いし。仮に今回また桜木戦のようなコンディションに戻っていたらパンクラスが無理やり近藤をジョシュの元へ送り込むくらいしないと駄目だと思う。今回の試合ではROFの試合以上のコンディションの近藤をまず見たい。

展開的には、山宮がどういう試合運びをしてくるか。多分グラウンドに持ち込もうとすると返って近藤ペースになりそうなので、打撃戦で来るんだろうとは思うが、川村戦のように回りながら距離を取る作戦なのか、意外と中間距離で打ち合いをしてくるか。中間距離で打ち合う分なら近藤は前後の距離感にだけ気をつける、まあ普通に試合をすればいいと思うが、川村戦のときのように回って距離を取る試合運びなら近藤は注意する必要があると思う。回って距離を取る相手をただ正面から圧力を掛けるだけの試合運びをすると、レノグ戦、郷野戦の二の舞の試合展開になってしまうと思うので。回って距離を取ろうとするなら正面から圧力を掛けるだけでなく、ロープやコーナーに追い詰めた際簡単に横に逃げられないような圧力の掛け方をする。山宮は川村戦では、左回りの展開が多かったので、コーナーなどに追い詰めた際そっち側に逃がさないようにする。

例えばコーナーに追い詰めた際は圧力を掛けるだけで手は出さず、左側に(こっちから見て右)すっと逃げようとすると逃がさないように右にステップしてカウンターを当てるなどの戦法をする必要がある。レノグ戦、郷野戦、川村の前回の山宮戦のように圧力を掛けて追い詰めても簡単に回って逃がしてしまう展開が続く展開は極力避けたいところ。

それ以外でいえば差し合いになったとき両差しでコーナーとかに押し込めたなら山宮は首相撲がうまいのでそれに気をつけながら、細かい膝やパンチでプレッシャーを掛けてスタミナを奪う(ブレイクがかかるまで続ける)。もしいいタイミングがあれば、菊田戦二戦目のように両足を刈る形でテイクダウンを取りに行ってパウンドで攻める展開もいいと思う。グラウンドに関しては桜木戦やROFのときと同じ運び方でいいと思う。一番は近藤の圧力で山宮がそれを嫌がってタックルを仕掛けて近藤がそれを切って打撃を打ち込んでいける展開だが、たいていの選手はそうなると負けるのでそういう感じにはならないように山宮はしてくるんじゃないだろうか。近藤にはこの試合で完全復活を印象付ける試合内容を見せてほしいと思う。この試合における背景や山宮側の視点を抜きにしてこの試合を見るのは片手落ちなところも否めないのは、確かだが自分はやっぱり近藤がどういう試合をするのかに注目してこの試合を見たいと思う。