戦極、DREAMのレフェリング

http://gbring.com/sokuho/news/2008_02/0229_sengoku_02.htm
梅木氏が戦極の審判部長に就いたことで不安の声が聞かれるが、梅木氏のレフェリングに対する評価を悪くしたと思われる桜庭vs秋山戦、KIDvsビビアーノ戦を見た上でもそんなに自分は心配していない。なぜかというとこの2試合は主催者がFEG,TBSのイベントだったからだ。FEG、TBSが主催するイベントは人気選手に傷が極力つかないようにする、興行に水を差さないようにすることがレフェリングにおいて公平性、安全性以上に重要視されている。そのことが梅木氏のレフェリングに大きく影響したのだろう。

KIDvsビビアーノ戦でなぜあのようなレフェリングになったかは、自分は大事な商品のKIDが寝技で不利になって負けさせてはいけないという主催者側の意図が大きくあのレフェリングに繋がったと思っている。
桜庭vs秋山について以前書いたのだが
http://d.hatena.ne.jp/iippanashi/20070115
ちょいと付け加えると桜庭がタイムといっているのに止めなかった糞レフェリー的な見方をする人が非常に多いが、梅木氏が後日桜庭に対して「あのタイムを聞くわけにはいきませんでした」といって桜庭も「あれは止められないよね」とその件に関しては桜庭もしょうがなかったと理解を示している。

それ以外のFEGの総合イベントで思い返せば桜庭vsスミルノヴァスのストップ、ドントムーブ問題や、KIDのシャファ戦やヤヒーラ戦でのロープを掴んでの顔面蹴りスルーなどもそうだし。

梅木氏の関係者間の評価はいまだ高いというし、FEG以外のイベントを裁く際はきっちり裁いているし。まあ悪い印象を持ったファンが多いのは残念では有るが、戦極を裁く際には、戦極のプロモーターがFEG,TBSのときのように必要以上に介入しないなら、それなりに信頼はできると自分は思っている。

ただもう一つの新イベントDREAMに関しては、主催者FEG、TBS。噂どおり慧舟會勢のレフェリーがDREAM撤退するなら島田、野口らのプライドを裁いていたレフェリング陣がそのまま裁くことになる。FEG,TBSのイベントのレフェリングに主催者の力が大きく加わるのは過去の大会を見ても明らかだし、島田レフェリーのレフェリングも島田ブレイク(ヤオブレイクなんて言い方も)なんていわれるように人気選手が有利になるようにブレイクやレフェリーストップのタイミングを操作しているといわれる。

ミルコがUFCで苦戦している理由に島田ブレイクに慣れてしまったせいだという人もいた。そんなレフェリーと、FEG,TBSの主催イベントが合体しまったら、人気選手じゃない選手や外様選手にとってはレフェリングにおいてはかなり不利を被ること覚悟で試合をする必要があるかもしれない。ミルコがDREAMで今度試合をするが、プライドのミルコの試合はいつも島田レフェリーだった。DREAMでも島田レフェリーはミルコの専属レフェリーになる可能性は高い。DREAMでも島田ブレイクは何度も見られるのだろうか。