試合予想

▼第8試合 1R10分、2R5分 ※4点ポジションでのヒザ蹴り禁止
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル/PRIDEヘビー級王者)
VS
チェ・ホンマン(韓国/フリー/K-1 WORLD GP2007ベスト8)

最初このカードがほんとに決定したときはかなりがっかりしたが、ホンマンは総合二戦目かつ、あの体格、身体能力は幻想が沸く部分があるところも正直ある。ただ総合二戦目かつ、準備期間が一月ない相手にヒョードルが負けるのはやっぱり勘弁してほしいと思う。ヒョードルシュルト戦の経験から作戦を立ててきたといってるが、似たようなイメージで間合いをつめてテイクダウンしにいくような気はする。ホンマンはそのヒョードルのスピードに対応できるか。なんだかんだで結局ホンマンは何も出来ない展開になってしまうんではないだろうか。
ヒョードルKO勝ち(グラウンドパンチ)

▼第7試合 1R10分、2R5分
青木真也パラエストラ東京/修斗世界ミドル級王者)
VS
ジョン・ブギョン(韓国/シドニー五輪柔道銀メダリスト)

最注目カードから一転下から数えたほうが早いようなカードになってしまった。階級下の総合素人相手で青木が地上波に乗る可能性もあるというなら、ある意味では青木にとってはおいしくなったと自分はいえると思う(相手はメダリストということで世間へのアピール度はあるし)。コンプリートファイターのカルバンで青木の本当の力を個人的には見たかった。単なる顔見世なカードになってしまった以上青木個人にあまり魅力を感じない自分にとっては、ほとんど興味の無い試合。
1R青木一本勝ち(三角絞め

▼第6試合 1R10分、2R5分
桜井“マッハ”速人(マッハ道場/元修斗世界ミドル級王者)
VS
長谷川秀彦SKアブソリュート/DEEPウェルター級王者)

個人的に長谷川自体への評価はあまり高くないので、この試合そのものへの興味は薄い。長谷川はドンヒョン相手の二連戦と、12月上旬のグラップリングマッチと試合過多が若干気になる。予想としてはグラウンドに持ち込みたい長谷川とそれに付き合わないマッハで、長谷川vsドンヒョンの最初の試合みたいな展開になるんじゃないだろうか。マッハは今年最初のラスベガス大会ではグッドシェイプだったが、先日のSBの大会では、かなりたぷついてる感じで動きも悪かったので、コンディションをしっかり作れてるかが気になる。個人的にはマッハが打撃で圧倒する展開に期待したい。
マッハ判定勝ち

▼第5試合 1R10分、2R5分
三崎和雄GRABAKA/PRIDEウェルター級GP2006優勝)
VS
秋山成勲(フリー/HERO’S2006ライトへビー級トーナメント優勝)

この試合に関しては三崎がシャドーボクシング戦法を駆使して勝ちに徹しても、許してくれる空気というところがあると思う。秋山は確かにカーンに打ち勝っているが、三崎はカーンと同じ距離で打ち合う選手では無いので、その三段論法が通じないところはあるんじゃないだろうか。意外と三崎が打撃戦で主導権を握る展開も考えられそう。三崎が勝つなら打撃でポイントアウトするしか個人的には無いような気がする。グラウンドで主導権握れるとはなんとなくあまり思えない。一方秋山側からすれば打撃で一方的に勝てればそれはそれでいいし、公開練習で見せたタックルからテイクダウンする戦法も、腰が軽い三崎ならかなり有効だと思う。秋山側からすればまず打撃戦、そこで主導権を握れないならグラウンドと二段構えの戦法を取るのがいいように思う。三崎はその二つに対処する必要があるように思うので、果たしてそれができるだろうか?願望では三崎のシャドーボクシング戦法で判定勝ちする展開を望んではいるが。なんとなく秋山が上を取って有利に進めるような気もする。
秋山判定勝ち

▼第4試合 1R10分、2R5分
石田光洋(T-BLOOD/元修斗環太平洋ウェルター級王者)
VS
ギルバート・メレンデスアメリカ/ジェイク・シールズ・ファイティングチーム/ストライクフォース・ライト級王者)

石田には決める力は無い以上勝機はグラウンドで塩漬けして、判定勝ちするしかないだろう。だがメレンデスは倒されてから起き上がるのがすごくうまく、スタミナもあって動きまくっても終盤動きが落ちる選手でも無いので、石田が押さえ込み続けるのは難しそう。全体的な地力の差でメレンデスが押し切ると思う。ただ決めきれるかというと判定の多いメレンデスなので難しいか?まあたまにいわれるが、石田の相手をなんとかっていう銀メダリストにして、青木の相手をメレンデスにしたほうが確かにおもしろいとは思う。無理な話だが。まあ主催者がよりいいカードをと、青木vsカルバンを組んだので、青木vsメレンデスにしとけばよかったというのは筋違いではあるが。噂に上がったディアズもおもしろい組み合わせだったが、さすがにこのタイミングではディアズも試合はできないだろう・・・。
メレンデス判定勝ち。

▼第3試合 1R10分、2R5分
瀧本 誠(吉田道場/シドニー五輪柔道81kg級金メダリスト)
VS
ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム

一部掲示板で青木vsカルバン消滅でこのカードが注目カードに変わったという人もいたが、個人的にはその前から結構いいカードには感じていた。瀧本は期待してるし、風貌とかが結構好きな選手だが、多くのファンが感じた弁慶戦で覚醒したという評価は自分はしていない。あの試合は弁慶のグラウンドスキルの穴が大きすぎたところが大きいと思う。実際弁慶はユンを相手にしたとき瀧本を相手にしたとき以上に何も出来ず一本負けしているし。ただ今回の相手ブスタマンチはユンも経験の差をつかれ判定負けしており、瀧本にとっては勝機を見つけるのはかなり難しい相手だと思う。その選手相手に一本でなくても、判定でも何でも勝てたなら初めて、自分は瀧本の評価が上がる試合だと思う。瀧本は正直グラウンドで関節を取るのは難しいと思う。だから粘ってスタミナ勝負だったり、打撃で一発当てて勝機を見つける戦法が有効なんじゃないだろうか?ただブスタマンチは桜井戦を見る限りあの年齢でもコンディションを維持してる感じなので、技術と経験を生かしてユン戦のように、試合を支配して有利に進めるのではないだろうか。
ブスタマンチ判定勝利

▼第2試合 1R10分、2R5分
川尻達也(T-BLOOD/元修斗世界ウェルター級王者)
VS
ルイス・アゼレード(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー/PRIDEライト級GP2005ベスト4)

まあ残っている組み合わせとしてはおもしろいカードではある。そこまで興味が沸くかというとそうでもないが。アゼレードは70キロまで落とすのは(契約体重は発表されてないがおそらく70キロ(あるいは70,3キロ)と思われる)初めてでは無いのだろうか?そこの辺のコンディションも不安要素かもしれない。73キロで試合を何回もしてるので問題は無いとは思うが。川尻がかなり有利なイメージがあるが、アゼレードの頑張りで川尻苦戦の展開が個人的には見たい。展開的には動きのあるおもしろい試合が期待できそうか。
川尻判定勝ち

▼第1試合 5分2R
ローマン・ゼンツォフ(ロシア/レッド・デビル)
VS
マイク・ルソー(アメリカ)

個人的にゼンツォフが好きな選手だが急遽この大会に参戦するのは意外だった。試合数が足りないやれんのかのためにM−1グローバルが提供するような形の試合なんだとは思うが。ヒョードル参戦のギャラの発生の出所がいまだによくわからないが、もしかしたら全部とはいわないが半額くらいはM−1がやれんのかの海外での放映権料の権利分でまかなったりという感じなのだろうか。
ゼンツォフ1RKO勝ち