現時点での感想

ヒョードルvsチェホンマン
ヒョードルは今大会の救世主的に扱われて、旧PRIDEファン、関係者はヒョードルにありがとうと思っている人が多そうだが、総合二戦目かつ、三週間前にK−1で試合をしていたホンマンとの試合で一説には150万ドルなんてお金を貰う選手にあまりそういう気持ちを個人的には持てない。ホンマンにも70万ドル払われるなんて噂だし。どこからそのギャラが発生するかも疑問だが、そんなギャラを払ってペイできるわけがないと思う。そういうギャラの使い方をしてたらまた旧PRIDEの二の舞になるんじゃないだろうか。旧PRIDEファンは隆盛だったころのPRIDEのような興行を見たいだろうけど、個人的には身の丈に合うような興行を作っていってほしいと思う。まとまりが無さ過ぎだけど。

そんなことをいいつつ、マッハvs長谷川、川尻vsアゼレード、石田vsメレンデスにそこまで興味が沸かない部分もあるが、全然楽しみでないわけでもないし、こういうカードも地道に見て応援していかなければいけないのかもしれない。

三崎vs秋山、青木vsカルバンに関しては、やっぱり単純にいいカードだと自分は思う。

まず三崎vs秋山に関しては、三崎のウェルター級GP制覇は正直運がかなり占めていた感は否めないとは思うけど、肩書きはいちおうあるし、アウトボクシング戦法という得意な戦法もあるわけだし、秋山相手にその戦法がはまれば、判定で勝ちを拾う可能性も考えられるとは思う。秋山側から見れば、あの秋山がPRIDEの流れを継ぐ団体に上がるというのだけでも個人的には興味深い。基本的にPRIDEの煽りVは色んな意味であんまり好きではなかったりするが(もちろん出来はいいとは思うが)、秋山をどういう風に煽りVで作るのかは興味がある。まあ今までの煽りVの流れを考えれば、秋山をスーパーヒール(アローナのときみたいに)に扱って、三崎を超ベビーフェイスに扱うやり方かもしれないが、そんな当たり前な煽り方はもしかしたらしないような気もする。

個人的に勝負論でいえば三崎vs秋山が二番目で一番注目はやっぱり青木vsカルバンになると思う。HERO’Sミドル級トーナメント2連覇のカルバンと、世界修斗ミドル級王者にしてPRIDE無敗、オール1R一本勝ちの青木の試合はリングにおいてなら70キロクラスの頂上決戦の一つではあると思うし。ただ正直なところをいえば青木は過大評価されてる部分があると思ってるので、カルバンが全てにおいて圧倒して、青木は何も出来ず負けると予想してるが、カーンvs秋山のときもカーンが全て上だと思っていたらあんな結果になったし、カルバンが勝つという勝手な予想も青木が覆すこともある意味では十分あるかもしれない。

青木が有利な点といえば、ホームリングでルールにも慣れている。カルバンは逆にアウェイで、ルールももし旧PRIDEルールに近くなれば、ルールの対応という面では多少不利な部分も。青木はグラップラーなので、あまり影響はないのかもしれないが。