加藤の今シーズンの振り返りとして1年間先発ローテで回って22、23試合投げるとフォームやバランスが崩れることがあってそれが難しいということだった。彼の成績を見ると、whipは優秀なのに防御率がそれほどよくなく勝ち星に恵まれなかった。これは四球が少ないがその裏返しでボールがストライクゾーンに集まるところを狙われてヒットを連打されたり長打を打たれることで失点してしまうということが原因かなと感じていた。
昨日の試合ではコントロール、切れとも抜群でキャリアの中で最高の出来くらいの内容だった。ただああいう内容を続けるのは多分難しい。来期の課題を挙げるなら加藤本人がいうように、年間通すとフォームが崩れたり、コントロールが定まらないときがあるのでそういう悪い時なりの投球で試合を作るのがまず一つと、年間通してフォーム、バランスの崩れを小さくする、崩れた時も修正を早くできるようにというのが二つ目の課題になると思う。
加藤に対してもう投げる必要は無いという意見もあるし、無理に投げる必要はないけど、今のいい感覚を掴むためにもう一回投げてもいいと思う。仮にそこでうまくいかなくてもそれはそれで一つの経験になるし、消化試合とはいえもう1試合投げていい結果を出せば年俸に反映されるし、そのほうがいいと思う。消化試合でも1軍の試合が一番の練習、調整になると思うのは素人考えだろうか（若手にチャンスを譲るならそれもありだけど）。
