野村、栗原の共通点、清宮、浅間の共通点

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今年台頭し始めた6年目栗原は今年以前の1軍経験は60打席程度。その中でも今年これだけ結果を残し始めている。日ハムでは清宮、石井、浅間らは全員1軍の打席数を相当数与えられているが1軍の投手への対応力は一切身に着かない。

 

その違いの理由は何度も言っているけどフォームに癖があること。栗原はフォームに癖が無いから1軍経験が今まであまり無い中でも、今年1軍の投手との対戦を重ねる中で対応力を身に着けていった。

 

日ハムでは野村が癖の無いフォームを持っている。彼も去年まで1軍経験が無い中で、今年1軍との投手と対戦するようになったが、徐々に対応力が増していった。怪我で離脱してしまったが、彼も栗原のように1軍で結果を残せた可能性はあったと思う。

 

逆に清宮、石井、浅間はフォームに癖が強いから1軍相手の経験をいくら重ねても対応力が身に着かない。でも誰もそこを改善しようとしないから、1軍でいくらチャンスを与えても結果が出ない、成長に繋がらないという悪循環になってしまう。

 

日本ハム球団はフォームを周りが指摘して改善しようとしないから自分で考えてフォームを変えないと引退までそれが続いてしまうだろう。野村は大きな怪我を去年負ったがそのときにフォームの研究、改善をおこなったことが今の癖の無いフォームに繋がった。

 

そういう自分で考える力があったから野村は今後の飛躍が期待できるが、そういう考えが清宮、浅間、石井にあるのか。それが無いならほんとに引退まで今の状態が続いてしまう。

 

清宮、浅間はセンスがずば抜けているから出合頭的に来た球にセンスだけで対応してカーンとヒット(清宮はホームランも)を打ててしまう。ただそのことが一球ごと、カウント毎の対応力が身に着かないことにも繋がってしまう。