栗原起用にみる育成考、清宮との比較

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栗原は今年から本格的にレギュラーとして起用され始め6月は調子がよかったが、7月には調子を落とした。これは疲労や相手チームの研究によるものだろう。そこで成績が落ちても工藤監督は起用を続けた。

 

これはレギュラーは疲労や相手チームのマークが強くなることを乗り越えることが大事でその経験が成長に繋がるというものからだろう。その起用を続けた結果また栗原が打ち始めるようになった。

 

栗原が1軍で打てる理由は、2軍で5年地道に経験を積んだことと、フォームがしっかりできていることが大きいと思う。守備もレフト、ファーストを両方守れることが柔軟に起用できることにも繋がっている。

 

清宮は栗原よりキャリアは短くても1軍の打席数は多い。でも結果が出る兆しは一切ない。これはフォームが固まっていないことが一番の理由。フォームが固まってないまま1軍の経験を積んでも一切対応力が身に着かず、いい投手との対戦が全て無駄になっている。

 

栗原の起用、育成は別に突飛なことをしているわけではない。普通の育成、器用の仕方。それをしている結果得点圏ではリーグ1の打率を誇るような選手になっている。一方清宮はこのまま1軍で起用を続けてもよくなることは無いと断言できる状態。

 

今のようにフォームが固まらないまま1軍での起用が続くなら栗原と同じ6年目になっても打てるようにはならない。その頃には1軍で1000打席を遥かに超えるくらいの打席数になっているだろうけど、今の成績と変わらないしチームもずっと低迷しているだろう。