解体と再建の歴史3、今年への期待度

http://npb.jp/bis/teams/yearly_f.html

栗山監督が就任した2012年はダルビッシュが抜けた年だったけど優勝。2013年は前年優勝した分下馬評も高かったけど、糸井、田中賢介という野手の中心選手が抜けた穴が大きく響き最下位。2014年以降は大谷をチームの軸として、チーム作りをし始めて、2014年は3位、2015年は2位、そして2016年は大谷が二刀流でチームをけん引して優勝。



2017年は2016年に優勝した分下馬評が高かったが、投打の中心の大谷が故障で機能せず、他の主力選手も軒並み不振で順位は5位。2018年は、大谷、増井、マーティン、大野らの中心選手が次々流出したけど、残った主力メンバーの復調と、若手の台頭、新助っ人の活躍で3位になった。



日ハムは中心選手が次々流出しているけど、外部からの大きな補強はほぼ無し(新庄、稲葉、金子くらい)。基本は生え抜き選手の育成と外国人の獲得のみで戦ってきている。ここ10年くらいを見ても、中心選手の流出に対して大きな補強をすることなく、ある程度高い順位を維持できているのは、チーム作りが上手いということと、力を蓄える再建の年と、優勝を狙う年を分けてることが理由にあると思う。



毎年日ハムが優勝を狙っていたら逆に平均的な順位は落としているような気がする。今年の日ハムの動きはいつもと違うといわれる。それは新球場移転が決まったから移転前に優勝するためとか、予算に余裕ができたためとか色々いわれるけど、もしそうなら今までの解体と再建を繰り返すチーム作りが変わってくるのかもしれない。再建に費やした1年を土台にして、弱点を補強できたなら、下馬評が上がるのは無理もないのかなと思う。



去年が出来すぎ、補強も未知数だから今年はこける、こけるという声も結構聞こえるけど、順位の変遷からみる解体と再建の歴史から見て、簡単に下位に沈むとは自分には思えない。優勝が絶対できるとは思わないけど、優勝争いには絶対絡まないといけないシーズンにはしないといけないと思う。