育成の福島、柳川と今後の編成考

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育成で高卒2年目の福島はまだ全然体ができていない段階でも、高卒の投手の中ではかなり上位の成績を残している。同じく育成で高卒2年目の柳川はイニング数が少ないから奪三振数はそこまででもないが、イニング数を大きく超える三振を取っている。

 

二人ともまだ伸びしろが大きい段階でファームの中だけどある程度成績を残しているし、内容もいいものを見せている。

 

編成に関わる人からすればこの二人は、時期は別にしてどこかのタイミングで支配下に上げて1軍で使おうという風に思うのは自然のことだと思う。育成高卒3年目の松本遼は二人に比べると少しアピール度が個人的には足りないから、キャンプインまでに相当鍛え込む必要はあるが。

 

育成の投手の二人を昇格を前提に考えるなら、その分二人の投手(投手と限らないが)を戦力外にする必要は枠の関係上どうしても出てくる。柿木をなぜ支配下に上げなかったとよくいわれるが、彼を上げたら当然その分一人の投手を戦力外にしないといけない。

 

編成の柿木の評価がそこまでに至らなかったというなら個人的には理解できるところ。柿木に限らず、いろんな面から総合的に評価して戦力外だったり、育成選手の昇格を編成の人間は決めていると思う。

 

だからドラフトでもトレードでもなんでも球団に所属している選手はいつ戦力外になるかわからないという危機感を常に持って、練習、試合に取り組んでほしいというのはある。ずっとチームが低迷しているせいもあってこのチームの選手はそこの部分が足りないのは確かだと思う。