近藤の去年の試合スケジュールとコンディションを振り返る

まず初戦が4月2日武士道のバローニ戦で体重82.1キロ。バローニ戦の前戦の中村戦はナチュラルウェイト86,8キロで近年では一番いいコンディションといってよく、バローニ戦はその試合から3ヶ月間隔の試合だった。なのでコンディション自体はよかったと思うが、キャリアにおいて始めての体重調整の試合ということで、そこは難しい面があったと思う。そして次がバローニ戦でのKO負けから5ヶ月の間隔をおいて、8月27日の松井戦。KO明け、ブランク明けの試合としてはまずまずのコンディションではあったと思う。そして体重は85,3キロ。近藤はナチュラルで試合するときはほぼ、87〜88キロあたりで試合するが、この試合での数字は2,3キロ軽いことから、体重調整をして試合をしてたんじゃないかとも想像される。体の厚みもナチュラルのときと大差が無かったことからも、前日計量を利用した調整方法を試したことも考えられた。このときはここから2キロちょっと落とせば、83キロのリミットをパスしつつ、ナチュラルに近いコンディションで試合もできるんじゃないかと期待したが・・・。


ここから10月1日に本人の月一でやりたい希望もあって、一ヶ月間隔でフランソワ・レノグと対戦。体重も88,0キロと一ヶ月でナチュラルな体重に戻っていた。しかし体重は戻っているのに筋量が落ちてる感もありコンディション的には、あまりいいものには見えなかった。そして次はそこから二ヶ月空いて12月10日のイワンナイ戦(元々レノグとの再戦が決まっていたが、直前に流れる)。このときの体重が87,9キロで、体のシェイプもかなり微妙なものだった。もしかするとはじめから年末の大晦日の83キロでの試合を見越した上での調整だったのかもしれないが。そしてそこから3週間後大晦日男祭りで83キロ契約で郷野戦。82.4キロでリミットをパス。対戦相手の郷野は82,9キロのギリギリでパスしてることから、最初に比べれば近藤の体重調整もうまくなってるとはいえ、調整に慣れた郷野との差は正直あった。それでも、この試合間隔のバラバラさ、そして、あの弛んだ体でのイワンナイ戦から3週間で83キロ契約の試合の割にはまあまあのシェイプではあったと思うが。


こうやって振り返ると、近藤の去年後半のスケジュールの組み方はちょっとベストコンディションを作るには無理があったと思う。本人が月一にこだわったていたせいで、こういうスケジュールになってしまったんだけど。KO明けの松井戦は、83キロを見据えた調整(推測だが)も合わせて復帰戦にしてはよかったし、そこから二ヶ月開いた10月25日後楽園でまた83キロを見据えて試合、そしてそこから二ヶ月空いて大晦日83キロ契約なら83キロの調整に慣れたベストに近い近藤を大晦日に作れたと思う(ism興行でイワン・ナイ(という名の金魚)に快勝したから大晦日に出れたというの話を抜きにして)。なんで前にも書いてるけど、今年はパンクラスの中で月一といわず最低二ヶ月くらいは空けて試合を組んでいって、ナチュラルなコンディションと、83キロの調整を同時に高めていって欲しい。対戦相手も近藤のモチベーションが上がる相手をパンクラスは連れてきて欲しい。近藤本人もファンもプライドでの再起がモチベーションにあると思うので、プライドの経験者を連れてくればわかりやすいかなと思う。

小ネタ
といっては失礼になるけど、郷野の顎の手術と合わせて、拳の手術もある予定だったらしいが、その必要は無くなったとのこと。で顎の手術も無事に終わったそうです。
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