梅木レフェリーの今回のレフェリングに対する私見

まず梅木レフェリーの今回のレフェリングに対するコメント
http://gbring.com/sokuho/news/2007_01/0111_k-1_06.htm

あちこちで叩かれてブログも炎上(苦笑)してしまった梅木レフェリーだけど、今回のレフェリングが自分なりにどうだったかを考えてみた。まずストップは、試合を見てたときはもう少し早く止めるべきだと思ったけど、見返すと意識自体は飛んではなかったし、意識を重視した判断基準なら、止めない判断もあると思う。ただ反撃が難しく動きが止まった状態でパウンドを続けられてたので、それを危険と判断して止めるのも一つなんだと思う。

タイムに関しては、レフェリーが止めるのはサミングか金的攻撃を自分の目で確認してない限り止めないのはしょうがないと思う。そういう意味ではストップもタイム無視も梅木レフェリーは自分の今まで築いたレフェリング技術、キャリア、信念に基いたレフェリングだったと自分は思う。

ただ試合前のボディチェック。これは梅木レフェリーだけの問題では無いのかもしれないけど、

通常、選手はリングインする前のリング下で、サブレフェリーにボディチェックを受けますが、この時はいつもの秋山選手の入場曲が終わってしまいそうになったため、リング下で芹沢サブレフェリーが秋山選手に道衣を着るか、脱ぐかを確認します。

 ここで秋山選手が『脱ぎます』と返答したため、まずはリングインさせてから、リング上でボディチェックをすることになりました。ここで芹沢サブレフェリーは秋山選手の道衣の中にを手を入れ、体に直接手を触れて異物の存在、オイルの有無をチェックしましたが、異常が認められなかったため、通常通りに試合を開始することになります。

とあるけど、道衣の中からのチェックじゃ不十分に感じる。だからこそ脱いだ後梅木レフェリーにはしっかりチェックして欲しかったが、進行を重視した若干なあなあな感じのチェックには感じる。そして試合後のチェックの仕方もテレビ映像だけ見る限り、似たような印象を持つ。正直大きな興行のメインイベントということで、空気や流れに水を差さないようにという考えから、なあなあなチェックに見えてしまった。ここは残念だった。終了直後の汗が引く前なら、桜庭が感じた感触に似た感触をチェックで得られたと思うので、ここでは厳しいチェックをしてほしかったと思う。テレビ中継はディレイの時間があるので、後でいくらでもカットできると思うけど、流れに水を差さないほうが重視されてしまったんじゃないかと自分は感じた。まあ今後チェックをどういう風にすればいいかは自分なんかはいいアイデアは浮かばないけど、この事件を教訓にしてチェックを厳しくしていってほしいとは思う。


最後にちょっとずれるかもしれないけど、今度は汗について。ラウンド終了後のインターバルに汗をサブレフェリー?が拭くことがあるが、これも片方の選手だけ拭いて、片方は拭いてないんじゃない?と感じることがたまにある。こういうことがあったなら不公平感を感じるので、片方拭くならもう片方もしっかり拭くという感じで、いい加減な感じにしないでほしいと思う。グラップラーは試合が進むと汗で不利になるっていうから、それならインターバルの汗拭きを徹底させるのも一つかなと思う。