近藤にまた勝手な提言(後に若干追記)

同じことの繰り返しになるのだが、近藤にはフィジカルを追い込んでコンディションを限界まで高める環境に無理やりしてほしい。そういう環境に最低6週間、できれば2ヶ月以上置けばそれである程度いいときの近藤に戻せるはず。3週間ジョシュのもとでトレーニングしてROFの試合で多少コンディションが戻ったことを見てもそれは間違いないと自分は思う。近藤といえば打撃に定評のある選手だが、船木にしごかれてウェイトトレーニングをかなり激しくやってパワーをつけたからこそ、郷野やヒベイロ、カフェダンテスを破壊するほどの打撃を近藤は身につけることができたと思う。

日本で今まで通りフィジカルで追い込んでくれる人を付けないで近藤が練習を続ける限り今の状態から変わることは無い。日本でそういう人間を近藤につけるのが難しいなら、3週間の練習で成果のあったジョシュのもとに6週間から二ヶ月以上置いてくる。ジョシュは7月にヒーゾと試合をするらしいのでなんなら、その試合までいっしょにトレーニングしてもいいと思う。

今のコンディションの近藤なら極端な話試合をしないほうがいいくらいにすら思う。試合するたびに商品価値が薄れていってしまう。仮に今回のホジャー戦や山宮戦も、最初の郷野戦や菊田とやったときのコンディションで負けたなら、ある種納得もできる。今の近藤の場合相手うんぬんより、いいときの近藤から遥かに及ばないコンディション、パフォーマンスなわけでその近藤が誰とどこでどんな試合をしたところで、評価のしようが無いという状態に思えてしまう。今のコンディションの近藤の試合の結果、内容を評価したり、一喜一憂するのは、無意味にすら思える。

84、あるいは83キロに照準を絞っているために、フィジカルトレーニングが疎かなのかもしれないが、その階級でやるからこそ、コンディショントレーナーをつけてフィジカルトレーニングを限界までやりこみナチュラルで88、89キロの体を作りこみ、計量前一週間程度で、主に水分をカットして体重を落として計量をパスし、試合当日88キロあるいはそれ以上の体重で試合に臨んでほしい。勝手に近藤に理想を押し付けるなら最初の郷野戦ばりにビルドアップした体、パワーで、二度目の菊田戦やスペーヒー戦の柔らかさを合わせ持つようなコンディショニング、パフォーマンスを見せてほしい。

コンディションを落としている近藤だが、ジョシュのもとでの3週間の練習でコンディションが若干戻るのも事実なわけで、そこから日本でフィジカルを追い込んでくれる人間がいない環境に戻るとまた以前のコンディションに戻ってしまうのも事実。この一連のROF、山宮戦(まあホジャー戦もか)の練習環境の変化、コンディションの変化をしっかり分析して、近藤に必要なことをしっかり伝えて実行できる人間がいるか、近藤本人が気づかない限り、今の低迷した状態が変わることは無いと思う。次の試合では、練習内容、環境の変化が見えるようなコンディションの近藤を絶対に作ってほしいと思うし、パンクラスも近藤を無理やりそういう状況になるようにやっていってほしいと思う。

近藤には他の選手以上に高いボディコントロールへの意識と質の高さがあるので、どんなトレーニングをやってもただやらされるんではなく近藤なりの消化の仕方で高い意識でトレーニングできる選手だと思う。ただそれを近藤自身がメニューを作ってやるんでは無く、以前の船木やROFの前のジョシュとのトレーニングのときのように他の人間に練習を見てもらって追い込んでもらいながらやることで、近藤の一番いいときのコンディションに近づけつつかつ、ボディコントロールとテクニックを高めることができると思う。他の人に練習を見てもらってぎりぎりまでフィジカルを追い込んだとしても、近藤はただやらされてるんではなく、近藤なりの消化の仕方でトレーニングできるというものを近藤は持ってるんだから、それを生かさない手は無い。とにかくフィジカル面に関しては日本でならちゃんと外から近藤を見れる人をつけるか、ジョシュの元に6週間以上置いてくるかで今までの不調はなんだったんだというくらい変化が見えると思う。ただ仮にジョシュの元へ6週間からそれ以上いったとしても、日本でのフィジカルのコーチをつけない調整機関が長くなるとROFから山宮戦のときのようにコンディションが悪いときに戻ってしまうので、もしアメリカを拠点にするなら、日本での調整機関はなるべく減らすくらいじゃないと駄目かもしれない。