戦極第二陣感想

北岡vsシャファ
それなりにキャリアのあるシャファを秒殺した北岡は凄いと感じた。あのフロントチョークは本当に必殺技かもしれない。

パイルvsホーンバックル
計量ミスしてくるのは頂けない。相手選手はそれだけでモチベーションが下がったりしないだろうか。最後はパイルの三角絞めがあっさり極まってしまったが、打撃のダメージなのかターンバックルの対応力のせいなのか。

光岡vsグァンヒ
グァンヒは高島氏も期待の選手として名前を上げていたので多少期待していたが、グラウンドの対応力はまだまだな感じがした。その相手に一本取ったところで特に光岡への感想もなし。

佐々木vsサンチアゴ
佐々木はグラバカファイターがよくやる左に回りながら距離を取ってのカウンター狙いで、うまく打撃を入れたり組みついたりしてうまい試合運びをしていたと思う。ただあの戦法はあまり好きでは無いのも確かだが。サンチアゴはその戦法に対して前に出るだけの試合運びで相手を捕まえきれず、若干苦戦していた。最後の一本はお見事だったが、高阪がいってたようにあまりよさは出せなかったように思う。佐々木は強豪相手に力を示したと思うのでまたチャンスが与えられそうか。

中尾vsヨーク
お見合いの試合展開が長くつまらなかった。高阪は中尾が1Rにタックルいかないのは作戦だったといっていて、結果その作戦がはまったわけだが、見る側的にはストレスがたまりKOしたときのカタルシスもあまり無かった。

川村vsランデルマン
この試合を聞いたときランデルマンが塩漬けするような気がしていたのだが、予想したよりは白熱した試合になったかもしれない。川村は現時点の力はかなり出せたような気がする。川村は前に出てはいたが有効打そのものはあまり当てられなかったかなと思った。

近藤vsホジャー
ホジャーがサウスポーに構えた時点で近藤は多少戸惑ってしまったかも知れない。最初に組まれたときはうまく両差しを取れたが、あの体格差で押し込まれるとどうしようもないような気がした。マウントを取られたときは、近藤得意の腕を取ってブリッジする(柔術でいうウバ)方法を試みていたが、ホジャーの体格と技術を前にすると返すのは無理だったか。最後のバックを取らせたシーンは不用意には感じたが、マウントをウパで返せない以上必然だったのかもしれない。とにかく近藤にはジョシュのもとに2ヶ月くらい修行にいくことを望みたい。ホジャーは体格差の無い相手との試合を見てみたい。ノーダメージなので次の第三陣に出てもらいが、試合間隔やファイトマネーの関係でさすがに難しいか。

ジョシュvsモンソン
友達同士ということでぬるい試合になるのではないかという声があったが、打撃もお互いばちばち入れあっていた。ただお互いグラップリングの力には定評がある分グラウンドでは決め手に欠けてしまった。打撃のスキルとリーチの差の分ジョシュが打撃で優勢に試合を進め判定勝利した。UFC王座挑戦経験を持ち藤田を完封するなどの実力を持つモンソンを完封したことでジョシュの力の証明にはなったんじゃないだろうか。

応援してた近藤が何も出来ずに負けたせいなのかもしれないが、全体的にインパクトに欠けるイベントだったような気がする。旗揚げした戦極、DREAMのイベントを通じて一番印象が残らないイベントだったような。まあタイミング的に力をそこまで入れられるイベントでは無くしょうがないところもあると思うので、次の第三陣埼玉スーパーアリーナの大会に期待したい。あと演出で試合中にシャキ−ンて音を打撃の当たるタイミングで出していたが、あれは今まで見た中では最悪の演出だった。はっきりいえば格闘技と格闘技ファンを馬鹿にしている。あれでちょっと戦極を応援する気が若干うせたので次からは絶対にやめてほしい。