野村、万波比較せざるを得ない考

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野村に対して万波と比べないでという声もいくらか聞こえるけど、打者のタイプは違うにしても高卒の同期で中軸を期待されるバッター同士を比較するなは現実的に難しい。去年までは野村が少しかもしれないけど、常に先をいっているイメージだったので、今年のお互いの現状は個人的にはイメージできなかった。

 

野村の不調の原因はキャンプから常に試合にフル出場させてたことが、負担が大きくなってバランスを崩したことではと思っていた。ただ細かく数字を見ると調子のよかった2月も打っているのは左投手ばかりだったので、もしかしたら技術的なズレが2月からあったのかもしれない。

 

万波は野村に比べれば開幕前の打席数はかなり少ない(侍のサポートで少し本隊から離れていた時期があったが)。波の大きさがとにかく課題といわれていて、開幕前の打席数がやや少ない中でも、ここまでのシーズンはある程度上位の成績を残せている。

 

この辺りを見ると、打席数の多い少ないはシーズンにそこまで関係ないというのは言える気がした。万波は技術的には波があっても、コンディションは常に元気というのはあるから、そこは野村との違いではあった。ただ野村も開幕前に腰の張りが出たりはあったけど、それ以降はコンディションの不調も無いので、そこは成長が見えるところだと思う。

 

技術的なムラが万波以上に出てしまっているのは、これも個人的には誤算の部分だったし、まだ課題の大きいところなんだと思う。この辺を克服するには一朝一夕とはいかないだろうから、今はうまくいかないことが多くても、地道に練習を続けて積み上げていくしかないところか。

 

万波のことをもう少しいうなら、今年の成績はビジターで稼いでいるところが多いので、オールスターだったり、ジャパンのときのような目立つところでの活躍に繋がっている可能性はある。