日ハム対巨人 というかほぼ野村について

先発伊藤は試合を作ってくれたし、中継ぎに関しては踏ん張り切れなかったかもしれないけど、全員しっかり投げてくれている。

 

今日に関しては野手の責任が大きいように思う。昨日みたいに点が取れるほうが珍しいけど、こういう競った試合でなんとか競り勝てるような攻めができるようになるにはまだ力不足ということなんだろうか。

 

野村がどうしても批判の矢面に立たされて、それはしょうがないことだけど、今の野村が何が理由で苦しんでいるかはこれというものはなんとなくない気がする。前も言ったけど3月くらいからずっとこういう状態なので、不調は今に始まった話では無い。

 

成績だけみれば4月はまあまあなところはあるけど、状態はいいとはいえなかったと思う。2月の練習試合の段階からとにかく試合にほとんどフル出場させるということを野村に課していたが、それが体の負担になって技術のずれに繋がっているのではというのが個人的な感想ではある。

 

仮にそうだとしたら、抹消して徹底的に体を休ませつつ技術の修正を図る必要がある気がする。それを実行するのか、1軍に帯同しながら技術の修正を続けるのか。

 

baseballarc.jp

 

引き合いに出されてしまう万波と野村の実戦での打席数を比べると、野村が89打席で万波が55打席。万波は代表に別枠で呼ばれているのでもう少し打席数はあるがそれでも全部の打席数は大分違う。

 

野村は多分疲労がずっと抜けず(開幕前に腰の故障も発症)、ただ試合に出てただけみたいな感じだったが、万波は1打席1打席をいい悪いありながらしっかり自分の力に変えていったようにも見える。

 

万波はドライブラインにいったり、目のトレーニングをしたことで野村と差がついたみたいなことを言う人が結構いてそういう見方を否定するつもりはないけど、自分の中では二人がキャンプから同じような出場試合数、打席数だったときに始めてそういう見方ができるという感想。体の強さでは明らかに万波が上だし、野村にとにかくフル出場させるというアプローチは、時期尚早だったのではと思う。

 

野村の潜在能力に関してはこんなものでは無いと、自分は思っているが、彼のあまり体が強いわけではないという弱点をしっかり首脳陣が理解しながら、育てなきゃいけないというところが今の不調に現れていると思う。

 

キャンプを練習試合にほぼフル出場しながら完走したのは成長の一つではあったが、それが精いっぱいになってしまいそのことが色んなずれにも繋がっているのではというのが個人的な感想。