小笠原コーチの清宮への思い

小笠原コーチは清宮に関しては去年の段階で、キャンプも完走したことがないのに結果が出ないのは当たり前。やることをやってないのに結果が出るわけないよと語っている。

 

小笠原コーチの考えとしては清宮はまず土台作りに専念させてから1軍にあげるべきだと思うけど、監督が清宮を1軍で起用しながら育てたいというならそれに従って手助けするのがコーチの役割とも話していた。

 

今の清宮は小笠原コーチが話していた通りの状況になってしまっている。小笠原コーチが関わった凄い練習量の秋キャンプ、春キャンプともに清宮は参加していない。清宮が小笠原コーチの指導を受けるようになったのはキャンプ以降にオープン戦が始まって1軍に合流した後。

 

もちろん技術的にも精神的にもいろんな面で指導を仰いでいるんだろうけど、練習で追い込んで作った土台が無い中で指導を受けているのでそれがどこまで身になっているのか。

 

何度もいうけど清宮への悪口とかじゃなくて怪我がちでリハビリに時間を割かないといけなかった清宮は練習で追い込むことができないのはしょうがない部分があった。でも球団は1軍での起用を最優先にしてしまう。その板挟みにあっているのが今の清宮だろう。

 

多分本人が一番もどかしいと思う。仮に秋キャンプ、春キャンプを万全に送って完走した上で、いまのような結果が出ないとしたならばある意味では本人も納得できる部分もあっただろうし、周りの選手やファンもしょうがないかなと思えたと思う。そういうのが無い中で今の結果が出ない状況が続くのは、一番悪循環になってしまっている。

 

もう球団も半分諦めて今の清宮に悔しさを覚えてもらってそれを秋キャンプ、春キャンプに繋げようとまで考えているのかもしれない。今の清宮がシーズン後半チームに貢献できる可能性ははっきりいえばほぼ無いに等しい。

 

それでも1軍の起用が続くなら、球団は清宮のために今シーズンを捨てる覚悟があるということなのだろう。