清宮の今の状態、飛躍するための土台

清宮の今の状態は高校生がプロの試合に出させてもらっているのと同じ。清宮は3年目だけど、プロの練習量をこなすキャンプを一度も完走できていない。1年目の新人合同自主トレすら怪我をしてしまっている。

 

常に怪我、手術のリハビリでオフを練習漬けにできたことは無い。キャンプも万全で臨めたこともなくどこかでブレーキを掛けながら、程々に過ごすことしかできてないので練習量がずっと足りない。

 

打撃フォームもアマチュアでは通用したが、プロでは癖が強すぎて1軍の経験を重ねても一向に対応力がつかない。清宮は1軍の試合に出すには全ての面で足りないというのが今の状態。

 

球団は1軍に帯同させて1軍の試合に積極的に出すことが清宮には一番いいと考えているようだけど、キャンプ未完走、打撃フォーム不安定と土台ができてない中でそういう育成はうまくいくと考えるほうがおかしい。

 

今までの日ハムで育った主力の中田、西川、近藤、大谷といった選手はそういう育成法で育ったが彼らは詳しく見たわけでは無いけどキャンプをしっかり送ったり2軍で練習漬けになって作った土台があったから、1軍での経験が大きな飛躍に繋がっているのではと思う。大谷は2軍で時間を過ごす時間はあまり無かったけど、4年目までは大きな怪我は無くオフの期間は合宿所で練習に明け暮れていた。

 

清宮にはそれが無い時点で同じように成長するほうが難しい。球団が清宮には彼らのような土台が無いことを認めて土台作りから始めるような育成法をしようとしない限り、ずっと今のように攻守で足を引っ張るだけの状態が続いてしまうと思う。ただフロントの考えから今年いっぱいはそういう形になってしまうだろう。

 

それでシーズンが終わった時にどうなるか。さすがに清宮の扱い方を変えるのか、同じやり方のままなのか。今年いっぱいいまの形を我慢しないといけないのはきついが、そういうものだと受け入れるしかない。来季にいい方向に変わる可能性があるのかないのか。

 

清宮は毎年のようにあっちが痛い、こっちが痛いといって練習量をいつもセーブしている。彼が1軍で試合に出たいなら、今年いっぱいは2軍で打撃フォームを固める。そして秋キャンプ完走、オフも練習漬け、春の1軍キャンプを完走して初めて1軍の試合に出すくらいにしないといけない。

 

彼は1軍の試合に出る上のハードルが低すぎる。って普通は考えるんだけど、多分今年いっぱいは1軍で多く試合に出るだろうし、秋キャンプ、春キャンプもなんだかんだ言い訳を付けて完走はできないだろう(参加すらないかもしれない)。他の選手と同じ土俵に立ってすらいないのが清宮の現状。練習量をこなせない選手が1軍で活躍できるはずがない。彼は多分中田より練習量は少ないと思う。