あのバットを大きく揺らすフォームにこだわる以上、伸び悩んで成績が低迷する可能性は自分は高いと思う。日ハムは新人に関しては、1年、2年は大きくフォームをいじらず自由にやらせる方針らしいけど、多分このオフあたりからは球団主導でフォーム改造をしてくるのではと思う。
今のフォームで成績が安定しない以上、あの癖の強いフォームに原因を求めるのは自然な流れだろうし。来年1年は大きくバットを揺らすことを多分封印させるような指導になっていくのではないだろうか。
清宮の今のフォームは、0から作り直すくらいのイメージがいいのではと自分は考えている。オープン気味なスタンス、ステップの幅、重心の取り方、グリップの位置、トップの作り方、タイミングの取り方全て作り直してもいいかなと思ってしまっている。
もちろん本人と球団で納得するまでしっかり話し合ってからの話ではあるんだけど。清宮のポテンシャルが一番引き出されて、経験を積むことで順調に技術が伸びていくような清宮にぴったりはまるフォームって絶対にあると思う。
前も言ったけど色んな選手の物まねから初めて一番合いそうなフォームをアレンジしていく形でもいいので。同学年の村上とか、年毎にフォームは違うけど大谷とか、癖のないフォームという意味では今井も清宮にはまりそうなフォームに見えるし。
村上や大谷が高卒2年目とかで打ち始めたのは、フォームにあまり癖が無いなんとなく打ちそうなフォームということが理由にあると思う。清宮のフォームを独特で雰囲気があるという評価もあるけど、自分的には癖が強くて自分からバッティングを難しくしているフォームに見えてしまう。
首脳陣は今年の清宮に色々試行錯誤しながらアドバイスを送りながら我慢強く起用し続けていたけど、結果的にはあまり向上というものは自分には見えなかった。それも全て癖の強いフォームが原因になっていると思うし、首脳陣もそう考えているような気がする。シーズン中はなかなか大きくいじることは難しいけど(怪我もあったし)、このオフはフォーム改造にじっくり取り組むことはできると思う。
来年も今年のようにあのフォームのまま、いつか結果が出ることを信じて起用し続けると多分今年と同じような結果に終わる可能性が高いと思う。今年結果が出なかったことをある意味いいきっかけにしてフォームを見直すことになれば、来年一気に飛躍する清宮が見られる可能性もあると思う。
清宮は去年と今年でフォームが変わったという所は見られなかったけど、大谷は2016年に好成績を残したにもかかわらずリスクを恐れず2017年にフォームをかなり変えている。清宮にはそこをよく考えてほしい。