今年のチームの不振の一番の理由にショートスターターの導入を挙げる人がいる。それはそれでわかるけど、防御率、失点を見る限りリーグで3番目で、1番数字がいいソフトバンクともそこまで離れてはいない。
これを見る限り不振の1番の理由とは自分はあまり思えない。上沢、マルティネス離脱、外国人投手で機能したのがまだ経験不足のロドリゲスだけという投手陣の中では、この数字が目いっぱいのように思うし、ショートスターターに挑戦したからこそこの数字を残せたという可能性もあったと思う。
もしショートスターターをやらずに普通に投手を運用していても同じくらいの数字が残った可能性はあっただろうけど、数字が良化してリーグで1番くらいの防御率になったとはあまり思えない。
ショートスターターに関しては賛否両論というか否の意見のほうが多かったけど、賛というか功罪でいう功の部分も個人的にはあったと思う。もちろん先発があまり育たなかった、中継ぎの負担が増えたという罪の部分はあったけど、普通の起用ではできない経験を積むことができた投手も多くいたことも確か。
来年またショートスターターをやるのかはわからないけど、今年挑戦したことは功罪どちらの部分もあってそれが来年どう繋がっていくかというのは、よくもわるくも楽しみにしてもいいかなと思う。