しかしこの2週間は厳しい試合ばかりだった。結果的に一気に順位を下げてしまったけど、もうそれはしょうがない。選手たちも凄く苦しい時期だったと思うけど、この時期の経験が残りの32試合に生きることを願いたい。
渡邊はチームが苦しくても、安定した活躍を続けていたし、クールに見える西川はチームを引っ張ろうとする姿がプレーから見えた。この二人に他の選手が続いていってくれればと思う。
この期間に苦しんだ選手は、この勝ちをきっかけに、残りの試合にその期間を繋げてほしい。
しかしこの2週間は厳しい試合ばかりだった。結果的に一気に順位を下げてしまったけど、もうそれはしょうがない。選手たちも凄く苦しい時期だったと思うけど、この時期の経験が残りの32試合に生きることを願いたい。
渡邊はチームが苦しくても、安定した活躍を続けていたし、クールに見える西川はチームを引っ張ろうとする姿がプレーから見えた。この二人に他の選手が続いていってくれればと思う。
この期間に苦しんだ選手は、この勝ちをきっかけに、残りの試合にその期間を繋げてほしい。
8/17北海道日本ハム(@FightersPR)対楽天(@Rakuten__Eagles)試合ダイジェスト #lovefighters #RakutenEagles pic.twitter.com/RC9zw5rRb5
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) August 17, 2019
長いトンネルをやっと抜けて連敗が止まった。内容的には凄くよかったけど明日以降これをどう繋げていけるか。上沢、マルティネスの離脱、外国人投手で機能してるのがロドリゲスだけという状態では投手陣が失点するのはある部分はしょうがない。
それを打線がカバーしないといけないのに、レアードの放出による長打力の低下が8月に入って、打線の急降下に繋がってしまった。今日は打線が繋がって効果的に得点ができたけど、明日以降と考えるとどうなっていくかは今はまだわからない。
長打力が欠けている以上、今日のように繋いで繋いでという形で点を取っていくしかないけど、毎試合それをするのはなかなか難しいように思う。中田が復帰して7月のときの状態に戻れば得点力も前のように戻るかもしれないけど、まだ時間が掛かるので、清宮、横尾あたりの選手が長打を打つことができれば得点力の向上に繋げられる。
日ハムフロントのレアード放出の目論見は、5月末あたりの清宮が復帰したときのようなオーダーを年間通して組むようなイメージだったと思う。このころは清宮の状態もよく、打線が機能することが多かった。
ただ現実的に1年それを続けるのは難しく、かなり期待値が大きすぎるオーダーだったし、レアードを残留させて3塁のレギュラーに置いて、外野、DHは調子のいい選手が日替わりで入っていく編成が1年通して優勝争いをするという意味では必要なことだったと思う。
ただレアードを放出してサードが空いたことで平沼、石井の出場機会が増えて、彼らが成長するようなプラスの面があったのも事実。レアード放出は今のチーム状況に直結してると自分は思っているけど、平沼、石井が本当の意味でチームの主力にまで成長してくれれば、それはレアード放出したおかげということにもなるので、彼ら二人の成長でレアードを放出しても大丈夫だったといわせてほしい。
今のチーム状態は最悪といっていいけど、ある意味ではここまでよく戦ってこれたという評価もできる。外国人野手が日本の実績は無い王柏融だけ。投手は色々取ったけどスカウトの能力不足で機能しているのはロドリゲスだけ。
そうなるとレギュラーの選手に掛かる負担は当然大きくなってしまう。日ハムのフロントはコストを掛けないでぎりぎり、カツカツの戦力で選手、首脳陣に優勝しろという形が毎年といっていいし、レギュラー選手は1年フル回転を余儀なくされてしまう。
選手層が厚いチームなら、調子を落としたり、疲労が溜まった場合に替えがきくけど日ハムの場合それは難しい。なのにチーム状態が悪くなったときに選手、首脳陣だけが批判を浴びるのは、個人的には違和感がある。
ツイッターなんかでも選手、監督の批判がほとんどで、フロントの責任を挙げて監督を擁護する声は一つくらいしかなかった。
何がいいたいかというと、今のチーム状態を見ても、ここまでよくやってこれたと思うし、こういうチーム状況に陥るのはごく自然なこととも思う。
フロントがコストパフォーマンスを重視する余り現場の選手、首脳陣に負担が大きくなっているという事実を見過ごすのはどうかということ。
レアード放出を既定路線として進めて、結果長打力不足でレギュラー組の負担が増加、そしてチームが低迷している現状はフロントの責任が一番大きい。レアードを残留していたなら、チームの戦いは相当違ってただろうし、相手チームへの脅威も相当違ってただろうことは確かだと思う。
レアード放出はフロントの色々な思惑があっただろうけど、結果的には今いる選手への負担を大きくしてしまったという結果を生んでしまった。日ハムのフロントはやることなすこと先鋭的で正しいみたいな評価があるけど、そういうわけではないと思う。
レアードの長打力の穴を横尾、清宮の成長、台頭で埋めたいとフロントが考えただろうことは理解はできるけど、横尾、清宮が結果を残すことでレアードからレギュラーを奪うという形にしないと、本当の意味での成長に繋がらないのかもしれないし、チームも強くならないというのが今の状況ではないだろうか。
8/13までのチーム別打点を分解するとこうなりました。 pic.twitter.com/DvphcFPhf9
— aozora (@aozora__nico2) August 14, 2019
日ハムはレアード放出で長打が大幅に減ったので、繋いでタイムリーで得点を上げることが一番の得点源になっている。そういう打線の編成の中ではむしろよく点数が取れている方に思う。
相手チームにすれば長打があまり無い日ハムは、繋いでくる怖さはあるけど、一発長打の怖さはあまり無いので、長打の警戒をあまりせず、ストライクゾーンで大胆に攻めていくことができると思う。相手側が怖い打線は長打もあるし、繋いでくる打率も高いという両方を兼ね備えている打線が一番怖さがあると思うけど今の日ハムにそれは無い。
だから繋ぐことができている内はいいけど、それができなくなったときに、長打の怖さも無いから相手側からするとかなりやりやすい打線になってしまう。それが今の低調な打線の状態に繋がっている。
レアードが残っていれば凄くバランスのいい打線になって、敵チームはかなり嫌な印象を持っていたと思うので、今のチーム状況がもどかしいし、もったいなかったという気持ちにもなってしまう。
得点が基本的に得点圏でのタイムリー頼りなので、得点圏での打者のプレッシャーはより大きくなる。今までは大なり小なり波はありながらなんとかなったけど、長打があまり無い中の打線を続けてきたことが、ボディブローのようにダメージになって8月にそれが大きなダメージとして現れて打線が機能しない状態に繋がっているというのは考えすぎだろうか。
仮にチームが復調せず失速したまま終わったとしたら、その一番の理由はレアードの放出ということになってしまうと思う。1億5千万の提示で交渉がまとまらなかったというけど、別に2億くらいは出そうと思えば出せただろうし、ある意味チームの編成を進めるために、残ってくれたらラッキーくらいの提示しかしなかっただろうから、放出は球団にとっては既定路線だったと思う。
若手野手の出場機会を増やして育成するためにコスパが悪くなってきた選手は放出という方針は日ハムらしいけど、優勝争いという意味では悪手になってしまった。ソフトバンクの圧倒的な戦力に対抗するには実績があって計算できるレアードは結果的には絶対残留させるべきだった。
この辺は自分も日ハムの編成を信じ切ってしまった部分があったけど、日ハムは優勝争いというところにそこまで固執しないという特徴があるチームなので、そのせいもあって見誤ってしまった。
王柏融を獲得した上でレアードを残留させて打線に並べていたら長打力と打率がかなりバランスのいい打線になっていただろうし、故障者や不調の選手が多く出てもカバーできた部分もあっただろうと思う。
レアードは離脱してしまってる以上今いる選手が踏ん張ってチームを立て直さないといけないし、このまま終わらないことを願う。ただ来年以降の野手のチーム編成は、外国人野手を2人オーダーに並べるという形を取っていかないと今年と同じような状況に陥ってしまう。
ただ仮に新しい外国人野手を取っても成績を残せるかわからないという問題が出てくるし、そういう意味で計算ができるレアードの放出が痛いんだけど、ここはフロントがレアード放出でチームが苦しんでいる責任を取って、お金を掛けてでも結果を残せる選手を獲得するしかないだろう。
そうやって打線が1年ある程度安定して機能できる状態を作らないと、優勝は難しいと今になると思う。レアードに関しては残そうと思えば残すのは難しくなかったと思えるだけに余計にもやもやしてしまうし、仮に残っていたらどういう打線になって、今どういうチーム状況だったのかなと考えてしまう。
そんなことを考えさせないくらいチームが復調して、またいい形を見せてくれればそれが一番なんだけども。
仮にレアードが残っていたら、王柏融を獲得した分ポジションが被る選手が出て試合に出せない選手が出てしまうからそれを危惧して、レアードの放出になったんだろうけど、レギュラー全員が好調ということはないわけだし、状態のいい選手を優先的に使えばいいだけの話なんだけど、日ハムのフロントは日本人、特に若手の出場機会を凄く重視しているので、結果としてそれが今レギュラーの選手が離脱したり、不調の選手が出て打線が低調になったときに、カバーできる層の厚さが無いことに繋がってしまっている。
https://iippanashi.hatenablog.com/entry/20181123/p3
清宮のフォームについて以前書いたけど、その次の試合からまたいまのバットを大きく揺らすフォームに戻ってしまった。あのフォームは自分からバッティングを難しくしてしまってるように思えるので、今結果がなかなか出ないのはそれが理由として大きいような気がどうしてもしてしまう。
首脳陣がいじることは一切してないみたいなので、あのフォームでも1軍で打てるようになるのかもしれないけど、個人的には心配のほうが強い。来シーズン以降どうなるかわからないけど、あのフォームで残りシーズン打つことができるようになるのか。