渡邊の活躍

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8月は連鎖反応のようにみんなが打てなくなっているのに、渡邊だけは一人気を吐いている状態。近藤の自主トレに2年連続でついて、技術を吸収しながら力をつけてきたけど、今年は本格的に開花している(先輩の近藤が不調なのは正直皮肉)。


王柏融が離脱してから5番に入ることが多いけど、そこに入ってからリズムがいいことが多く、得点圏で5割近く打っている。ここは変に動かさないほうがよさそう。彼の前にチャンスを作ることができれば得点の可能性は増えそうなのだけど。

デスパイネ、レアード、メヒアに見る外国人契約

https://iippanashi.hatenablog.com/entry/20181214/p3

 レアード残留、放出が話題の当時に書いた記事

 

 

 

ロッテが獲得して活躍したデスパイネソフトバンクに移籍して、日ハムが獲得して活躍したレアードがロッテに移籍。西武が獲得して活躍したメヒアをソフトバンクに取られまいと3年15億で契約したら、その後成績が低迷。

 

これを見ると外国人の獲得とか契約は難しいなと思う。レアードはバレンティン、ロペス、ビシエドデスパイネのようなある程度安定して成績を残せる外国人選手だったけど、日ハムのチーム方針的には、放出するというのはおかしくない話ではある。

 

他の球団なら多分残そうとするのが普通だと思うけど、とにかく新しい選手を育てる、そのために出場機会を増やすというところが日ハムは一番で、多少勝ち負け、成績は度外視してるところもある。

 

それがレアードのロッテへの流出、今の打線の低調に繋がってしまっている。今のチーム状況からそういう方針に不満を感じるのは仕方のないこと。そういう方針でいくと決めて結果がついてこないなら、それはフロントは批判を受けて当然だろうし。

 

レアードが抜けても王柏融を獲得して、清宮が成長して活躍すれば、穴を埋めつつ新しい選手を育てられるというフロントの思惑は外れてしまったし、慢心だったということになってしまう。

 

ロッテがレアードを取ったことで安田とポジションが被って安田のチャンスが減ることを危惧するファンもいたけど、今そんなことをいう人は一人もいないし安田が2軍でしっかり土台を作る時間もできている。

 

日ハムは独特のやり方で色々チーム戦略を練りながら運営しているけど、見立てが甘いようなところは正直ある。全部がうまくいって初めて優勝できるみたいな戦略の立て方に思える。優勝は2の次であくまで選手を育成というのは、今のような戦力層の弱さから大失速に繋がるリスクは大きい。

 

 

新しい外国人野手を取って、また活躍できる選手なのかはやってみないとわからないし、こけるリスクはある。レアードを残しておけば、それなりに安定した成績は間違いない無かっただろうし、レアード残留、放出のリスク、リターンのマネジメントは、失敗だったのは確かだと思う。

 

 

日ハムがそういうチームなんだと理解するよりほかは無いんだけど、あまりフロントのやり方を神格化するのは自分は好きじゃない。

外国人野手、打線の編成考

西武みたいにある程度レギュラーを固定という形が一番なんだろうけど、一番調子の波が無いと思われた近藤でさえここまでの不調に陥ることを考えると、今チームにいる西川、大田、近藤らレギュラー組も結果が出なければオーダーから外されることもあるくらいの層にしないと、打線が低調になったときの打開策を見つけるのが難しいように思う。

 

外国人野手を2人(2軍を合わせると3人)オーダーに並べて、それ以外の選手もレギュラー固定じゃなく調子のいい選手を優先的に起用するような形が来年は必要になってきそう。

 

清宮は結果が出なくても育成するために我慢して起用するというのは、理解はできるけど、ぬるま湯といえばそうだし、本来は結果を残すことで出場機会を得ることが正しい姿なので、今の清宮には厳しい見方をせざるをえない。

 

本人もそこは一番くらいわかってるだろうから、結果を出すために相当必死になっているんだろうけど、それが結果に結びついてこないのがもどかしい。

以前の6連敗の時と今の感想

iippanashi.hatenablog.com


色々長々と書いたけど、前に6連敗したときに書いた内容と大差なかった。このときは7月に入ってから個々が復調して投打が噛み合うようになって、勝ちが先行したけど外国人選手が機能してなかったのは同じだったし、今のチーム状況になるのは選手層が厚いわけではないチームにとっては必然だったかもしれない。


選手個々はどうしても波があるし、悪いときにはレギュラー以外の選手や、外国人選手がカバーしないといけないのに、そこの層の弱さというのは明らかに日ハムの弱点になっている。だから悪くなったときに抜け出すためにはレギュラー選手が復調するしかない。


それがうまくいかないと連敗がずるずる続いてしまう。今年に関しては、チーム編成、補強に関しては動きようがもうないので、今いる選手がなんとかするしかないけど、来年以降のチーム編成に関しては、方向転換する必要はあるだろう。マルティネス、上沢の離脱に関してはしょうがないしフロントに責任はないけど、外国人の補強、外国人の編成の仕方について明らかにうまくいかなかったし、今のチーム状況に繋がっている。


そこは大きな反省として来年のチーム編成に生かすしかないだろう。これで今年と同じやり方を来年もしたら、勝つ気が無く、予算の中でやりくりしようとしてるだけのフロントという印象を持たざるを得ない。

パリーグの外国人野手、チーム編成

ソフトバンクデスパイネ、グラシアル(コラス)

楽天はウィーラー、ブラッシュ(ヒメネスだけ?)

オリックスはロメロ、モヤ(マレーロ、メネセス)

ロッテはレアード、マーティン(バルガス)

西武はメヒア

 

ほとんどのチームは外国人野手を2軍を含めると3人以上抱えて、状態のいい選手2人をオーダーに並べている。西武はメヒアだけで彼は出たりでなかったりだけど、それでも得点力がナンバーワンなのは元々の打線が凄いだけだし、西武が質のいい外国人野手を1人取ったら、浅村がいたときと変わらないくらいの打線にもなるかもしれない。

 

日ハムはまだ日本の実績があまり無い王柏融だけで、打線を組もうとするのは他のチームと比較すれば、長打力は確実に落ちるし、得点力の低下に繋がってしまう。ここはフロントが今の日ハムの打力を過大評価してしまっていたことが今のチーム状況に繋がっていると思う。

 

王柏融と長打の打てる野手。レアードが残ればそれでよかったけど、もうそれは無いので新しく探してきた外国人野手をオーダーに並べて初めて他のチームと同じ土俵に立てると思う。

 

7月、8月の日ハムチーム成績、フロントの責任

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数字を見てみると投手陣はいいとはいえないけど、めちゃくちゃ悪いとまではいえない。先発が崩れることが多いが、中継ぎは登板機会、イニングが増えている中凄く踏ん張っている。

 

 

何回もいってるけど打線のスランプがチームが苦しい一番の原因になっている。理由は色々あるんだろうけど、個人的には外国人野手は最低2人は取って、層を厚くしておかないと、点が取れなくなったときに打開策が出てこないところに繋がってしまうと思う。

 

日本人選手のチャンスが減ることは確かだけど結果打てなくて負けている試合が続いている以上、外国人野手をオーダーに並べて得点力を上げる必要があるのは当然だろう。今の打線だと先に先制されるともう負けてしまいそうな雰囲気になってしまうし、先発投手にも必要以上にプレッシャーが掛かってしまう。

 

今年はもう補強期間が終わっているので、今いる選手が頑張るしかないけど来年以降はレギュラーもある種白紙で、外国人野手を最低2人、下手したら3人くらい取って、今の日本人と競わせた上で出場機会を勝ち取れるような編成にしないといけないだろう。

 

若手育成のための出場機会を増やすためというチーム編成にしたところで、得点力が伸びずチームが負けてしまったら本末転倒になってしまう。それは来年以降の話だけど、今年に関してもロッテや阪神みたいにシーズン途中での野手補強に動くべきだった。7月が好調だった分、必要なしと考えてしまったのか元々頭になかったのかわからないけど、外国人がほとんど機能してないのに、シーズン途中の補強に積極的に動かなかったのが今のチームの失速に繋がっている部分は大きい。

 

選手、首脳陣に対して今のチーム状況についての批判が大きいけど、それと同等かそれ以上に外国人がほとんど機能してないのに、動こうとしないフロントの責任が大きいと思う。7月のチーム状況がよかったことで、ある種チームに対して見えなくなっていた部分があったというか、7月に機能していた外国人はロドリゲスだけであのチーム成績は出来すぎだったし、それが追加での外国人補強に動く必要が無いという考えにも繋がってしまったかもしれない。

 

その反動が今出てしまっている。日ハムのフロントは優秀という言われ方をよくするけど、限られた資金の中で成績を残すという意味ではそうだろうけど、結果的に今のチーム状況、外国人がほとんど機能してないということになっている以上、チームを勝たせるという意味では、批判を受けるところも大きいだろう。選手や首脳陣ばかりに責任を負わせるのはおかしい。

 

日ハム対ロッテ

今の苦しい時期を何とかして力に変えて、やられた相手に今後のカードでやり返すしかない。外国人の補強が失敗して、機能してる外国人が二人だけという戦力層が今の状況に繋がっているのは確かだけど、補強期間が終わった以上もうそこに関してはどうにもできない。

 

チームが変わるには今いる選手がなんとかこの苦しい時間をプラスに変えていけるように頑張るしかない。

 

うまくいかないというのはある意味うまくなるチャンスというか、こういう苦しい時期は、めちゃくちゃ強いチームは逆に経験できないものだろうし、それを残りの試合に生かしてくれることを願いたい。

 

1人名前をいうなら近藤は打順を5番以下に下げて、速攻で打ち損じてもいいからファーストストライクを積極的に振らせることもしないと不調の原因も見えてこないような気がする。