デスパイネ、レアード、メヒアに見る外国人契約

https://iippanashi.hatenablog.com/entry/20181214/p3

 レアード残留、放出が話題の当時に書いた記事

 

 

 

ロッテが獲得して活躍したデスパイネソフトバンクに移籍して、日ハムが獲得して活躍したレアードがロッテに移籍。西武が獲得して活躍したメヒアをソフトバンクに取られまいと3年15億で契約したら、その後成績が低迷。

 

これを見ると外国人の獲得とか契約は難しいなと思う。レアードはバレンティン、ロペス、ビシエドデスパイネのようなある程度安定して成績を残せる外国人選手だったけど、日ハムのチーム方針的には、放出するというのはおかしくない話ではある。

 

他の球団なら多分残そうとするのが普通だと思うけど、とにかく新しい選手を育てる、そのために出場機会を増やすというところが日ハムは一番で、多少勝ち負け、成績は度外視してるところもある。

 

それがレアードのロッテへの流出、今の打線の低調に繋がってしまっている。今のチーム状況からそういう方針に不満を感じるのは仕方のないこと。そういう方針でいくと決めて結果がついてこないなら、それはフロントは批判を受けて当然だろうし。

 

レアードが抜けても王柏融を獲得して、清宮が成長して活躍すれば、穴を埋めつつ新しい選手を育てられるというフロントの思惑は外れてしまったし、慢心だったということになってしまう。

 

ロッテがレアードを取ったことで安田とポジションが被って安田のチャンスが減ることを危惧するファンもいたけど、今そんなことをいう人は一人もいないし安田が2軍でしっかり土台を作る時間もできている。

 

日ハムは独特のやり方で色々チーム戦略を練りながら運営しているけど、見立てが甘いようなところは正直ある。全部がうまくいって初めて優勝できるみたいな戦略の立て方に思える。優勝は2の次であくまで選手を育成というのは、今のような戦力層の弱さから大失速に繋がるリスクは大きい。

 

 

新しい外国人野手を取って、また活躍できる選手なのかはやってみないとわからないし、こけるリスクはある。レアードを残しておけば、それなりに安定した成績は間違いない無かっただろうし、レアード残留、放出のリスク、リターンのマネジメントは、失敗だったのは確かだと思う。

 

 

日ハムがそういうチームなんだと理解するよりほかは無いんだけど、あまりフロントのやり方を神格化するのは自分は好きじゃない。