日ハム対ソフトバンク  上沢抹消によるチームの白旗からの今後考

試合的にはバーヘイゲンが序盤に大量失点したことと、打線が近藤、佐藤以外ほぼ機能しなかったことが敗因にはなってしまう。バーヘイゲンは圧倒的なときもあれば、こういう試合を作れないときもあるのが彼の特徴になってしまっている。なんとなく契約更新になるだろうと思うから、残り試合の中で少しでも悪い時の投球内容の改善は必要だろう。

 

打線は何回かいっているけど近藤以外はレギュラーと呼べる選手がいない状態。今年は西川もレギュラーとはいい切れない。浅間、高濱、野村なんかは今年からスタメンの回数が多くなっているが、スタメンを勝ち取っているというより他にいないから出ているというのが現状。1軍の試合に出るのは当たり前と思ってほしくないし、残り試合の中でそういう気持ちのようなものは見せてほしい。

 

上沢が抹消になったことは、怪我で無いならカード頭の投手を下げたということだからもうシーズンに白旗を挙げたのと同義だと思う。現実的にCS進出も難しいから、その判断自体はわかる。ただ別に上沢がどうとかではなく、毎年のように速い時期に終戦、白旗モード、省エネモードに入ってしまうのは、プロチームとして勝負になってない。

 

宮西がワンポイントで投げたことも50試合登板の達成のために思ってしまうし、50試合達成した瞬間に登録抹消とかまでが見えてしまう。宮西のここまでのチームへの貢献が凄いのは確かでも、チームが早々に白旗を挙げた中でそういうことをされるのはなんだかなというのも正直なところ。

 

チーム編成に掛かるコストを毎年のように削減して、シーズンも早々に終戦からの省エネモード。以降は個人成績と若手の経験のためだけのシーズンを繰り返すことがプロスポーツとして正しい在り方とはとても思えない。プロスポーツの経営論的には経営のリスクがほとんどないわけだから正しいんだろうけど、他の真剣に勝ちにいっているチームに対して真摯な態度とはとてもいえない。