日ハムキャンプの環境の変化

www.nikkansports.com

 

日ハムは2015年までは名護でキャンプをしていたけど、施設の老朽化、安全面の不安から撤退し、アメリカでのキャンプに移行することになった。アメリカのキャンプは、移動、時差の負担は大きかったが、施設、設備の面では日本のどの球団よりもよかっただろうし、選手にとっては恵まれた環境でのキャンプになった。

 

だが2016年以降の日ハムを見ていると、若手がその恵まれた環境の中で成長している感じはしない。前にも書いたけど、恵まれた環境と、球団の特徴の自主性に任せた育成が若手の成長に繋がらなかった可能性もあった。

 

今回名護球場が改修されて、名護でのキャンプが復活したが、環境面は名護から撤退するときと比較すれば段違いによくなっていると思う。でもアメリカの恵まれた施設、環境の中であまり成長に繋がってない状況から見ると、新しくなって整った名護の環境が若手の成長に直結するともあまり思えない。

 

環境が整っているに越したことはないけど、2015年辺りまでの若手の台頭を見ると、老朽化していた名護の環境も悪いことばかりでもなかったかもと思う。安全面に不安のある状態でキャンプを続けるのは無理だから改修は当然だけど、環境がよすぎるのは若手の成長にはマイナス面もあるかもしれない。

 

そういうことを外野に勝手にいわれないように、新しく綺麗になった環境の中でも、自分を追い込んでレギュラーを掴める選手が出てくれることに期待するしか無いのだけど。