ミスの連鎖、経験不足の選手が多いチーム構成

今日の内野は、一塁中田、二塁渡邊、三塁横尾、遊撃平沼と、中田以外の選手が経験不足の若手。そうなると経験不足からミスは起こるべくして起こる。シーズン終盤だったり、連敗中の僅差の試合だと余計プレッシャーが多くなり、ミスする確率は高くなる。

 

宮西がミスするにしても積極的にいってミスしてほしいといっているけど、これはなかなかそうはいかない部分はあると思う。ミスを恐れて消極的になるのはしょうがないかなと思う。

 

経験、実績のある選手がそういう経験が足りない若手のミスをカバーしてくれればと思うけど、フロントがレギュラーを毎年のように放出してしまった結果、チームの中の若手の割合が増えている。

 

そうなると実績のある選手が若手のカバーをするのも、余計に大変になってしまう。例えばオーダーの中に若手が一人ないし二人くらいなら、彼らが経験不足からミスをしても、他の7人、8人のレギュラーの選手がカバーすることは難しくないと思う。

 

ただ今はオーダーの中に若手が4人、5人占めているから、彼らのカバーを4人とかのレギュラーがカバーするのは困難さが2倍、3倍になっているのが今のチーム状況だろう。

 

そういうチーム編成にフロントが年俸の高くなってきたレギュラーは放出して若手の育成でカバーするという方針のためになってしまっている。

 

今のチーム状況はレアードを残留させていただけで、180度違うといっていいくらい、レアードを放出したことが全ての起点になっている。チームのホームラン減少からくる得点力不足、経験豊富なサードのレギュラー不在から来る内野守備の不安定さ。

 

共にレアード放出が要因だろう。2015年に入団したレアードを、前半戦はずっと鳴かず飛ばずのままだったのに我慢して起用し続けた結果、ホームラン王を取れる選手にまで育てた。その選手を清宮、王柏融の出場機会の確保、コストの高くなったレギュラーは放出するという方針から、2018年に1億強の年俸で同一リーグのロッテに放出。

 

そのロッテは今はCSが十分狙える圏内にいて、一方日ハムは最下位になってしまった。普通に考えればフロントの大失態で批判を浴びて当然だと思うけど、フロントは結果が悪かろうが意に介さず、チームの若返りが進んだならそれでOKと考えてしまっている。

 

若手若手の一辺倒のチーム方針が今のチーム状況に繋がっていることにフロントが気づかないと、勝てなかったけど若手が経験を積むシーズンだったという年が永遠と続いてしまう。

 

もっと柔軟に若手に経験を与える機会も与えるけど、しっかりベテラン、中堅の選手もオーダーに並べて、若手の割合を減らせるようなチーム編成、チーム構成ができるようにしていかない、もう限界が来ているだろう。ソフトバンク、西武のチーム構成と日ハムのチーム構成は、中堅、若手の割合が全然違う。

 

 

でどっちがチーム力があって勝てているのかをしっかり考えないと、上位争いどころか、最下位争いの常連のチームになってしまう。