日ハム対ロッテ

内容に関しては今のチームの力が現れているだけなので、特には無し。日ハムはスカウティングと育成が軸っていうけど、トップの選手にまで育ってきたら高い年俸を嫌がってすぐ放出して、チームからいなくなっている。

 

その穴を年俸の安い若手の育成と、外国人補強で補うというのが基本的なスタイル。自転車操業ともいえてしまう気がする。ただそのスタイルは若手の育成と外国人のスカウトが成功して初めて成り立つもの。

 

コンスタントにAクラスにいて、優勝もしていたころは若手の育成、外国人スカウト共にうまくいっていたけど、今はそのときと違って若手の育成能力も、外国人スカウトの能力も落ちている。そうなると主力選手の相次ぐ流出がそのままチームの基礎体力の低下に繋がってしまう。

 

 

2年、3年かけてまたチームの土台から作っていかないと立て直すのは難しい気がする。今のチームは2017年に5位になったときより正直翌年の見通しはあまりいいものは見えない。

 

来年には西川、その翌年には近藤がFA権を獲得するといわれている。仮に二人のうちどちらかでも流出すれば、もうそれをカバーする体力はチームには残ってないだろう。

 

 

レアードを残すということだけで、チームの基礎体力はこの時期でも戦える程度に残っていたと思う。でも大谷、レアードの大砲を連続で放出した結果、オーダーに実績、経験の無い若手が多く並ぶことで、打線の基礎体力が格段に落ちてしまった。

 

 

レアードを残すことは、清宮、王柏融の出場機会を減らすことに繋がると判断され、レアード放出をフロントは選んだ。二人を育てることに異論はないけど、2年、3年かけてレギュラーとして1軍で戦えるようにじっくり育てようとする余裕があれば、よかったようには思う。

 

今のオーダーには経験、実績のある選手がとにかく少なくなってしまっている。この状態で、なんとかしろといわれても、もう悪循環で全てが悪い方向にいってしまっている。

 

このことをフロントがよく考えないと、西川、近藤なんかは若手のカバーのことばかりの試合に嫌気がさして、チームを去る可能性も出てくると思う。