61,2キロ級の注目度

あまり需要がないかもだが、パンクラス視点でこの61,2キロ級について考えてみた。今回パンクラス王者の前田がWECの61.2キロ級に参戦、同じ稲垣組の藤原がCAGEFORCEの61,2キロ級参戦が決定した。以前の二人のパンクラスにおける階級は63,9キロであったが、共に絞り込んでその階級で戦ってたわけではないので、パンクラスネバダ基準の階級に統一したことで、61,2キロ級が誕生したことは、二人にはベストな階級ができたということで、非常にいいことだと思う。それがこのWEC,ケージフォース参戦へ繋がったというのもあると思う。

一つ疑問点があるなら、前田はパンクラスのランキングでは61.2キロ級では無く、一つ上の階級、65,8キロの王者になっているが、パンクラスではそちらで戦っていくとなると、多少辻褄が合わない部分も無くは無い。まあ本人の希望、回りの状況など色んな理由があるのかもしれないが、個人的希望でいえば61,2キロ級に絞って戦ってもらいたい。もしかすると同門の藤原大地にパンクラスの61,2キロ級を任せたいとかなのかもしれないが。

個人的に注目というか好きな選手の一人として前田としのぎを削っていた志田幹がいるが、志田も61,2キロ級がベスト階級に思えるし、その階級で戦えば山崎に勝ったり、門脇と引き分ける実力がもっと出せるような気がする。ライバル前田が上の階級にいるので、追いかけてそっちにいったとかなのだろうか?なんなら藤原と同じようにケージフォースの61,2キロ級トーナメントに出場とかもおもしろいと思う(そうなるとパンクラスでしばらく見られなくなってしまい寂しくなってしまうが)。余談になるかもしれないが、藤原と志田はパンクラスで一度対戦したが、アクシデント的に、志田のタックルで藤原が負傷し長期欠場したこともあった。

HERO'Sでいえば、KIDもその階級で戦っていくようだし(テレビ的にはKID以外注目度を集められる選手はいなさそうだが・・・)、海外、日本ともにその階級での注目度はかなり高まってくるように思う。パンクラスでいえば、前田、藤原、志田あたりの選手はその階級においては日本ではかなり上位に位置できる選手に思えるし、海外のWEC,ケージフォースも含めて前田、志田もパンクラスのその階級で戦わせられれば、かなり盛り上がる階級になっていくように思う。まず前田、藤原がその階級で近く試合があるので、どれくらいの内容、結果を残せるか、次にどう繋がっていくかに注目していきたいと思う。志田もそれに続いてその階級に本格転向していってほしい。